開発進む『貼るワクチン』(痛みナシ、保存簡単、自分で貼るだけ)【イギリスBBC】。 日本も「北海道大、注射より高い効果確認」!
NHK-BS【キャッチ!世界のトップニュース】イギリスBBCで、
貼るワクチンの研究がアメリカなどで行われていると報じていたので記録しました(青字はナレーション)
絆創膏のようなパッチに細かい針が付いていて、痛みを感じず、保存も簡単で、注射を取り扱う医療スタッフも必要なしで、途上国などの病気予防の効果が期待できる・・という優れ物。
途上国で広めれば子供達の命がいっぱい救われますね☆
でもこのパッチ、日本の方が先に開発していたような
日本(北大・富士フイルム)が開発したものは鳥インフルにも効くそうですよ!
ワクチンは世界でたくさんの命を救っています。しかし多くの途上国の遠隔地に届けるのは依然大きな課題です。
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ワクチンは冷蔵保存が必要なものがあり、訓練を受けたスタッフが摂取しなければならず、また注射針は安全に処分しなければなりません。
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しかしこんな風に簡単にワクチン接種ができたらどうでしょう。
小さな絆創膏のように見えるかも知れませんが拡大してみると、100もの微細な針があって、それにインフルエンザワクチンが含まれています。
その針が皮膚の表面に刺さって溶けるのです。
アメリカで行われた小規模な研究では通常の注射によるワクチンと同じ位効果がある事が分かっています。
ロンドン大学・ミッドワーズ氏「これは現状を大きく変えるかも知れません。
この技術はインフルエンザワクチンだけでなくワクチン全般に使える可能性があります。注射針の必要がなくなりますし、またワクチンは温度が40度の中でも1年以上安定しているようでこれは素晴らしい事です。その為この技術は現在の物と比べてずっと安価になる可能性があります。更に接種するのに訓練を受けたスタッフも不要です。」
イギリスでは近所の薬局で簡単にインフルエンザの予防接種が受けられます。それでも多くの人は予防接種を受けない事を選択します。注射針への不安も理由の1つです。
エモリー大学・ルファエル氏「試験の参加者の中には注射針が怖いという人も居ました。この技術の素晴らしい所は針の恐怖をあまり感じずに済む事です。」
参加者のほとんどはこのパッチは痛くないと答えましたが、数日、皮膚が赤くなったり痒くなったりと軽度の副作用が出た人も居ました。
エモリー大学とジョージア工科大学の研究者は、
このパッチが広く利用できるまでには数年かかり更に研究が必要としていますが、
最終的な目標はワクチンを誰もが店で購入し、更に自分でワクチン接種できるようにする事です。
以上
素晴らしいですね。アフリカなど途上国の子供達に早く届くようになってほしいです。
一方、日本でも九州大・東大・大阪府立大などが相次いで塗るワクチン・貼るワクチンの開発に成功していました。
●塗るワクチン・・・「2010年6月 塗るワクチン の素材を東京大・大阪府立大などが開発 /日本」 → 2012年10月 「ワクチン接種、塗るだけ 九州大が実験成功 17年度にも治験、糖尿病向け応用も」
●貼るワクチン・・・「2012年11月 貼ってインフルエンザ予防 阪大などワクチン開発 臨床で効果確認」 → 5年後の実用化を目指していました。そして・・・
皮膚に貼るワクチン開発 北海道大 注射より高い効果確認 2017.6.6
皮膚に貼って使う新しいタイプのインフルエンザワクチンを北海道大などのチームが開発した。マウスを使った実験で注射より効果が高いことが確かめられ、新型インフルエンザとしての流行が懸念されるH5N1型の鳥インフルエンザウイルスにも効いたという。北大大学院獣医学研究院の迫田義博教授は「人間への活用を目指したい」としている。
貼るワクチンは、シートに長さ約0.5ミリの非常に細かな針が並んだ構造で、皮膚に貼り付けると針が溶けて、中のワクチンが体内に入る仕組み。
チームはマウスを使い、毎年流行する季節性のA型インフルエンザとH5N1型で実験。マウスの背中にシートを5分間貼り付けた後にウイルスに感染させ、皮下注射でワクチンを投与した場合と効果を比較した。
この結果、季節性とH5N1型のどちらも貼るワクチンを使ったマウスの生存率が皮下注射をおおむね上回った。注射より少ない量のワクチンでも効果があった。
ワクチンに使った細かな針は富士フイルムが開発。北大と共同で今回の研究に取り組んでいる。
日本はマウスの段階で、アメリカは人体実験までやってるって事かな
何にせよ、早く誰でも気軽に自分でワクチン接種できるようになればいいですね。
ワクチンがあれば救える多くの生命
アフリカなどの新興国では、年間およそ150万人、1日にすると4000人もの子どもがワクチンによって予防可能な感染症で亡くなっています。もしワクチンが普及すれば、大勢の命を救うことができるのです。しかし、ワクチンを子どもたちに届けるには二つの問題をクリアする必要があります。それは、ワクチンを冷蔵保存することと、注射を安全に打つために医師や看護師などを確保することです。新興国には、電気が通っておらず、医療技術者が不足しているところも多くあるため、現状ではこれらの問題解決は困難です。そこで、従来とは異なる新しいワクチン接種法の研究が進んでいます。
溶ける針を使った貼るワクチン
それは、室温保存が可能で、注射器を使わずにワクチンを接種できる「経皮ワクチン」です。経皮ワクチンの一つに、「マイクロニードル」と呼ばれる長さ0.8ミリ程度の短い針を剣山のように薄いシートに並べ、腕などに貼り付ける方法があります。現在開発中のマイクロニードルは、皮膚の成分の一種であるヒアルロン酸でできているので、体内に入っても無害です。このマイクロニードルにワクチンを含ませておけば、皮膚に入ったときに体内の水分で針が溶け、中の薬(ワクチン)が皮膚内にしみ出します。ワクチンは皮膚表面のすぐ下にいる免疫細胞に作用して抗体を作り、感染症を防ぐというわけです。
世界初の「貼る医薬品」開発の課題
貼る医薬品の実現には、まだいくつかの課題が残されています。例えば、針の長さや強度などを人種によって調整する必要があります。また誰でも簡単に、しかも正しく針が皮膚に刺さるように貼れるものを開発しなければなりません。さらに医薬品として販売するには、製薬会社にとっての採算性の問題もあります。とはいえ、化粧品の分野ではすでにマイクロニードルを使った製品が販売されているため、技術的な問題はほぼクリアできています。多くの子どもたちを救う世界初の技術が、あと少しで実用化できるところまで来ているのです。
あと、京都薬科大学は、糖尿病治療薬パッチ開発を頑張っているようです
注射薬を貼り薬に 微細な針並べ、痛み少なく 2016/8/15
注射でしか投与できなかった薬を貼り薬にする研究が進んでいる。富士フイルムと北海道大学はインフルエンザの「貼るワクチン」を開発し、動物実験で従来より高い効果を確認した。京都薬科大学はベンチャー企業と共同で糖尿病治療薬を皮膚から投与するパッチを試作した。いずれも薬液を含んだ微細な針を並べたもの。痛みが少なく負担の軽減につながりそうだ。・・
今、「ぜんそく用のパッチ」はお医者さんで出してくれますね。
このような塗る・貼る・ワクチン開発のトップランナーが日本だったらいいなぁ☆
で、この研究開発がドンドン進めば、
日本においても子供の予防接種や、慢性病の治療薬がパッチで済めば、病院も混まなくなるかもしれないし、
国費を圧迫してる棒大な医療費もかなり節約できるかも!
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