【アフリカの要衝・親日国ジブチ】自衛隊及び各国の活動と、中国の駐留部隊設置・初の海外巨大軍事拠点への警戒 (後半) 【キャッチ!世界のトップニュース】
前記事の続き
NHKが入手した中国がジブチ進出で造った巨大軍事施設の衛星写真。
中東・アフリカでの軍事関与を強める中国への欧米の警戒などのリポートです。
去年夏、中国が海外初の本格的な巨大基地を設営し、巨大経済圏構想「一帯一路」の一環ともとれる大きな動きを見せ始めました。海賊対策という国際協力の現場で展開される各国のせめぎ合いの現状とは。
中国がジブチをスリランカの二の舞にしないよう、各国と連携して絶対に阻止しないと!
・・そうした各国が注視しているのが
中国の動きです。
去年中国はアメリカ軍や自衛隊などが拠点を置く地区からわずか10キロ程の所に海外初の基地を建設しました。
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味田村支局長「向こうに見えるのが中国軍の基地です。巨大な建築物のように見えます。」
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基地を取り囲むのは頑強な壁。
基地内には、司令部が入るとみられる建物や住居棟、更にヘリコプターの格納庫とみられる建物もあり、長期的な駐留を見据えた重厚な造りとなっています。
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去年11月には、現地の中国軍が実弾を使った大規模な軍事訓練も実施しました。
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中国当局も9年前からソマリア沖で海賊対策にあたっており、新しい基地についてもこうした海賊対策や、国連のPKO(平和維持活動)の為の補給基地だと説明しています。
一方、中国の動向に詳しい専門家などは、ジブチでの中国側の動きは、
習近平指導部が掲げる大経済圏構想
『一帯一路』があると指摘。
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この地を中国とアフリカやヨーロッパ市場を結びつける連結点と位置づけ、地政学的に極めて注視している証だとしています。
(VTR終了 スタジオへ)
Q.「自衛隊や欧米だけでなく、去年になり中国もジブチへの進出し、その重要度が増しているようだが?」
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味田村支局長「小国ジブチに各国の部隊が派遣されている状況で、
アメリカ・フランス・中国の他にもドイツ・スペイン・イタリアなどが現地に拠点を設けるなどして海賊対策に当たっている。
去年5月を以て南スーダンのPKOから撤収した自衛隊にとって、ジブチの施設は海外で唯一の拠点に。現地で今も海賊の脅威が続く中、
自衛隊は各国の海賊対策の中心を担っている状況。」
Q.「ジブチはアフリカの要衝。各国とのアフリカ政策との関係、海運問題と絡み、今後は安全保障以外の重要度は更に増してきそうですね?」
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味田村支局長「
NHKが入手した中国軍基地を上空から撮影した衛星写真によると、
基地内には弾薬庫とみられる施設も複数確認されている。中国軍が長期的な部隊の駐留に向け様々な施設を建設をしているとみられている。
こうした中、アメリカなどは中国がインド洋や地中海への影響力を拡大すると共に、中東やアフリカでの軍事関与を強めようとしているのではないかと警戒を強めている。
更に経済面でも、中国のジブチ進出が加速している状況で、
『一帯一路』を押し進める中国は、
ジブチを東アフリカへの玄関口と位置づけ、港の開発や鉄道の建設など進めている。
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去年11月にはジブチのゲ゙レ大統領が訪中し、習近平国家主席との間で、『一帯一路』構想は共同で推進し、関係強化する事で一致した。」
Q.「中国が去年現地に建設した基地の規模はかなり大きいようで、中国は近年アフリカへ進出を加速させており、中国政府の思惑も気になる。」
味田村支局長「インド洋から地中海を結ぶシーレーンの要衝・ジブチは今後ますますその重要性が高まると思う。
こうした中で日本としてはジブチとの経済的な繋がりの強化も求められてくると。実際に現地では中国の進出だけでなく、
港湾開発などに日本からの投資を求める声も相次いでいた。」
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ダワレ会頭「ジブチは全ての国に門戸を開いています。(友人の)日本にも投資してほしいと考えています」(ジブチ商工会議所)
味田村支局長「実際に日本企業からもジブチ進出に関心をよせる声も出ている。加速する中国進出を前に海上交通の要衝ジブチ巡って各国が様々な対応を迫られている状況です」
以上
『一帯一路構想』を利用した、習近平国家主席の『新植民地政策』、
これは国際的に大変な問題です
“強国建設”の野望 アフリカへ 2017年11月17日
・・習主席の“野望” アフリカへ
中国 習近平国家主席 「人民必勝! 強国。中華民族は、世界の諸民族の中でそびえ立つ。」
一強体制を確立した中国・習近平国家主席が掲げる「大国外交」。
今、アフリカでも軍事面での進出を強めています。![]()
今年9月、中国軍が実施した実戦訓練です。
行われた場所は、ジブチ。アフリカ東部に位置する国です。
ジブチには、日本の海上自衛隊が海賊対策のための拠点を設けていて、アメリカ軍のアフリカ唯一の基地もあります。
そこへの進出を狙う中国。
今回、NHKが独自に入手した衛星写真から、中国軍が初めて海外に建設した軍事基地の詳細が明らかになってきました。進む軍事拠点化
この画像の詳細を、専門家が分析しました。
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CSIS=戦略国際問題研究所 ザック・クーパー氏
「ヘリコプターの発着場が確認できる。これはヘリコプターの格納庫だ。
7〜8棟もある。」ズラリと並ぶこちらの建物は、兵舎とみられます。その数10棟。
1,000人以上の隊員が長期駐留できるとみられています。
さらに、専門家が注目するのが沿岸部です。
港や艦艇の補修設備などを整備しようとしている可能性があると指摘しました。CSIS=戦略国際問題研究所 ザック・クーパー氏
「港湾設備が完成すれば、艦艇を海外で継続的に展開できる。
これは重大だ。
近海だけでなく、インド洋からアフリカに出る、中国の初めての動きだからだ。」
基地について、中国はあくまで海賊対策に参加する艦船への補給や、国際貢献に役立てるためだと説明。その真の狙いは、どこにあるのか。
海と陸の「一帯一路」
中国 習近平国家主席
「一帯一路。」![]()
習主席が唱える壮大な国家戦略「一帯一路」。
アジアとヨーロッパを陸と海でつなぐ巨大な経済圏構想です。
アフリカやヨーロッパ市場を結びつける連結点として、その「海の路」に重なるジブチを重視しているのです。
中国の対外政策などに詳しい専門家は…。![]()
神田外語大学 興梠一郎教授 「
海の一帯一路を完成させるためには、絶対にジブチを経由しなければいけない。インド洋に展開するのにいい場所で、スエズ運河や地中海にも入っていける。
大規模な基地をつくることは当然。」アフリカの豊富な資源確保を狙い、インフラ整備を支援してきた中国。
ジブチでも、中国企業が鉄道や大規模な貿易港の修繕や整備をしてきました。
こうした動きに合わせるようにして建設されたジブチの基地。
中国は、これを足がかりに「一帯一路」を推進し、アフリカへの影響力をいっそう強める狙いがあるものとみられます。(中略)
桑子
「着々と、超大国への道を中国は進んでいるわけですね。」有馬
「習主席はかつて『中国は永遠に覇権を唱えません』と、こう述べたことがあるんです。
覇権は、いわば武力を持って、世界で権力を握りにいくというようなことはしない、こういう意味なんですけれども、一方、先月(10月)の党大会では『海洋強国の建設を加速する』とも訴えているんです。
今回、明らかになった、こうした基地の建設を見ますと、中国の影響力、さらに強めるのは間違いないと思います。」
Chinaは世界各国で影響力を強化する政策をした結果、トンガは崖っぷち、スリランカもとうとうやられちゃいました。
一方で、『安倍総理の地球儀を俯瞰する外交』を【世界を駆け回り中国の残飯をあさる安倍総理】と猛烈に批判していました
«【新植民地主義】中国「一帯一路」の真の狙いとは?中国に反発も経済的に「乗っ取られた国」 【情報7daysニュースキャスター】»2017年5月21日
中国の巨大経済圏構想“一帯一路”の真の狙いとは?と題し、特集していたので文字起こしして記録しました
(青字はナレーション)
中国の「新植民地政策」というより、戦争しない世界征服の企てのような気がします
エチオピア国民はまだ気づいていないけど、トンガとスリランカはもう手遅れのような・・
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一帯一路は4年前、習近平国家主席が提唱した新たな経済圏構想。
中国からアジア、中東、アフリカなどを通って欧州までを陸と海のルートでつなぐ現代版シルクロードだ。
その影響はおよそ65カ国、世界人口の6割に及ぶが発展途上国も多い為GDPは世界の3割にとどまる。
中国は今、そうした国々のインフラ整備などを積極的に進めている。
では何故、China は全力で安倍外交を潰そうとしているのか・・・
・・
《中国共産党の機関紙・環球時報『世界を駆け回り中国の残飯をあさる安倍総理』 【いま世界は】》2014年8月 4日
BS朝日【いま世界は】(8/3)で、
中国共産党の機関紙・環球時報が『世界を駆け回り中国の残飯をあさる安倍総理』と報じた記事に対し、スタジオトークが面白かったので記録しました
隣国の総理大臣を「残飯あさり」と評すかぁ・・
中共機関紙の表現、えげつないなぁ(;一一)
・・・小松アナ「中南米歴訪を終えました安倍総理。中国共産党の機関紙がイギリスの新聞を引用してこんな見出しで伝えています。中国の環球時報ですね。
"世界を駆け回り中国の残飯をあさる安倍総理 日中は同一線上にない"という見出しになっていますね。・・・
【いま世界は】のスタジオトークがすべて。要は安倍総理の「消しゴム」外交を相当嫌がっているわけです。
「アフリカへの敬意が欠けている」のは一体どっちだって話で、
小松アナが「答えは後々出る」と言ったけど、まさに同感です。・・
アフリカの要衝・ジブチにChinaが”海外初の本格的な巨大基地を設営”したのは、
Chinaの世界戦略・海洋進出の幕開けかと。
途上国がChinaに飲み込まれないようにするのも日本の役目。
特に中国とアフリカ・ヨーロッパ市場を結びつける連結点のジブチで、
Chinaが好き勝手しないよう、各国と連携して絶対に阻止しないと!
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ウーマンラッシュアワー村本に対する江崎氏の宮古島事件を記載します。
http://nikkan-spa.jp/1444643
http://books.google.co.jp/books?id=2loxDwAAQBAJ
投稿: 呆れた | 2018年1月16日 (火) 11時49分
朝日新聞が、百田尚樹氏の発言にブチ切れしてます。
http://twitter.com/asahi_koho/status/952811064944574464
投稿: 呆れた | 2018年1月16日 (火) 13時54分
イギリスの朝日新聞、ガーディアンがタブロイド紙になるほど経営難で、朝日新聞も追随するか。
http://www.sankei.com/world/news/180115/wor1801150064-n1.html
投稿: 呆れた | 2018年1月16日 (火) 15時06分
今晩は。
途上国が支那に飲み込まれないための手段として、
『「中国にした借金を返す為の金を貸してやる」事で、逆に借金漬けにして日本に隷属させる』
と言うやり方があるそうです。
これなら、海外を救える上に日本で滞留しがちなお金も回せるし、そしてこれから増えるであろう自衛隊の海外派兵(国際対テロ条約に則っての派兵が決まっているとか何とか)もやり易くなるし一石二鳥かと。
投稿: unknown_protcol | 2018年1月16日 (火) 23時03分
●呆れた さん
>ウーマンラッシュアワー村本に対する江崎氏の宮古島事件を記載します。
>朝日新聞が、百田尚樹氏の発言にブチ切れしてます。
>イギリスの朝日新聞、ガーディアンがタブロイド紙になるほど経営難で、朝日新聞も追随するか。
朝日新聞、全方位に攻撃して・・もはや言論機関とは言えないかと。
もっと謙虚にならないと、購読者からも見捨てられるでしょうね、
特に昨年から部数が激減しているし♪
投稿: さくらにゃん | 2018年1月18日 (木) 20時58分
● unknown_protcol さん
こんばんは。
>途上国が支那に飲み込まれないための手段として、
『「中国にした借金を返す為の金を貸してやる」事で、逆に借金漬けにして日本に隷属させる』
と言うやり方があるそうです。
これなら、海外を救える上に日本で滞留しがちなお金も回せるし、そしてこれから増えるであろう自衛隊の海外派兵(国際対テロ条約に則っての派兵が決まっているとか何とか)もやり易くなるし一石二鳥かと。
なるほど。
ODAのように外貨準備金で肩代わりすると、
Chinaの毒牙から解放してあげれた上に、恩も売れますね。
本当のウィンウィン☆
投稿: さくらにゃん | 2018年1月18日 (木) 21時20分