自民党・勉強会「歴史を学び未来を考える本部」への竹内明・佐古忠彦・岸井成格のコメント
TBS【Nスタ】【NEWS23】(12/22)で、
自民党の勉強会「歴史を学び未来を考える本部」について、
「安倍外交のこの1年間の努力をムダにする危険」 「海外メディア取材拒否が、自由の侵害で民主主義の価値観の否定と見られると・・・」「選挙目当て」と、それぞれスタジオでコメントしていたので記録しました(青字はナレーション)
学校で近現代史を教えないおかしな日本の教育を是正する為に、まず政治家が勉強するのは当然で、むしろ遅すぎるくらいだと思うし、
そもそもその勉強会に中韓のメディアを招く必要があるのか疑問だし、ツッコミどころ満載でした(;一一)
まぁ、岸井・竹内・佐古氏が「安倍総理のアメリカ議会演説と70年談話が成功だったのに・・」と不承不承認めたのが唯一の収穫。
(※ピンク字は、NEWS23で放送していた部分)
竹内明アナ「・・・党内ではリベラルとされる谷垣幹事長と、保守派の代表格である稲田政調会長。こんな対照的な2人を中心に、歴史を検証する勉強会が始まりました。
安倍総裁直属のこの勉強会、
どういうわけか外国メディアは取材を拒否されました。
稲田朋美政調会長「敗戦で何が変わり、また占領政策において何を得て何を失ったのかという事をしっかりと学ぶ必要があるのではないかという風に思っております。」
谷垣禎一幹事長「我々政治家がやはり歴史の事をろくに勉強していないようでですね、近代・現代史教育を振興せよと言ってもそれはいけないんじゃないかと、ここは謙虚に歴史を勉強していく場にしようと、、」
戦後70年の節目の年の暮れ。日本の近現代史を検証するという安倍総裁直属の勉強会が発足しました。日清戦争以降の歴史を「謙虚」に学ぶとしていますが、
今日の会合では
戦前の日本の植民地政策をめぐるこんな意見も出されました。
出席議員「
西欧諸国の帝国主義に基づいた政策とは違う。誤解している国民も多くいる。こうした点も取り上げるべきだ」
オブザーバー参加した気鋭の若手学者は、こう話します。
古市憲寿氏「んー、でもまっ精神性とか文明どうこうという、なんか会の趣旨からずれたような事を期待されてる議員の方は、まっ多いのかなと思いました」
衛藤晟一参議院議員「今回、歴史認識を変えるとか変えないとかどうするという事ではなく、とにかく冷静に勉強してみましょうと」
しかし、何故、今なのか。党内からは冷ややかな声も上がります。
自民党議員A「戦後70年談話はいい評価だったんだし、何故またと強く思うね」
自民党議員B「総理とその友達がやってるとみられる。バランス感覚をとらないと危ない」
韓国からは懸念の声も・・・
外交部報道官「(今回発足した自民党の関連組織が)歴史の真実をわい曲して一部の歴史修正主義の流れを後押しする方向に悪用されるならば、これは国際社会でより大きな反発に直面することになる」一方、今日の会合は
自民党側の意向で海外メディアのこの取材は許可されませんでした。
香港・フェニックステレビ記者「
(公開しない事が)逆にそれが更にに中国や他の国がこの歴史本部に対する警戒感、あるいは誤った報道が出てくるんじゃないかなと思いますね。」
この記者は、こんなレポートを収録していました。
「自民党の会議は外国メディアには公開されていません」勉強会は今後、月に1回から2回、テーマを設定して開かれる予定だ。とりまとめの報告書や提言の発信はしないという。
以上
(Nスタのスタジオトーク やや要約)
佐古アナ「今日の稲田会長のこの『占領政策で何を得て何を失ったのか』という言葉は、今日の勉強会の意味を考える上で象徴的だと思う。この占領政策の下で築かれたのが戦後レジュームで、そこからの脱却を目指していると。
その上で、自民党は中国2社・韓国1社のメディアの取材を許可しなかった。これ自民党が神経質になっている事の表れかどうか知らないが、
色んな指摘を受ける材料になりかねないですよね。」
竹内アナ「そうですね。安倍外交のこの1年間の努力をムダにする危険があると思う。安倍総理はこの1年間、戦後の歴史修正主義者というレッテルを剥がそうとしてきた。
例えば4月のアメリカ議会演説・8月戦後70年談話でレッテル剥がしに成功した。今回の勉強会するにあたり注意を払うべきは国際世論だと思う。国際世論を作るのは中国・韓国よりも欧米の評価なのが残念ながら現実。
あと、外国メディアの取材拒否の問題が自由の侵害で民主主義の価値観の否定だと受け止められてしまっては余計な疑念を招く可能性があると思う。
佐古氏「そうですね。」
(NEWS23のスタジオトーク)
女子アナ「この勉強会で今後取り上げるテーマがコチラ。憲法・南京・従軍慰安婦とあるが、このテーマを見てどうか?」
岸井成格氏「
気になる勉強会がスタートしたなという印象。安倍総理は『戦後レジュームからの脱却』をずっと掲げてきたが、このテーマは日中韓の間に非常ーに大きな論争になったものが含まれている。
谷垣幹事長が『あくまでも歴史を勉強するんだ』と名言し、検証というコトバを使いたがらないが、私はやっぱり検証する意味合いが非常ーにあるのではないかと思う。」
女子アナ「私は、何でこのタイミングでと不思議に思うが?」
岸井成格氏「やはりね、いま政局全体が来年の選挙を睨んで動いているので、恐らく争点に憲法改正を掲げざるを得ないだろうし、選挙後は恐らく安倍総理はそれに着手するだろうというのがあるので、戦後70年談話が非常ーに色々注目されたが、対外的には一定のバランスがとれていたと非常に評価されたが、
やはり『戦後レジュームからの脱却』と言っていた安倍総理に対し、支持者や近い人から非常に不満が高まっていたので、まずはその人達への配慮をしなくてはならない、
一方で、報告書を纏めない、あくまでも勉強会だと穏やかな形で広い支持を集めようという狙いがあるのではないかなと。それは選挙と、選挙後の憲法改正に向けた地ならしという意味合いが大きいと私は思う。」
以上
歴史の検証をしてはならないと聞こえますよね(呆)
そもそも「歴史を直視しろ」と言っていたのは、どなた
で、この人達はちゃんと取材しているのかも疑問です。
同じ反アベでも、稲田さんと直接議論した田勢氏の方がかなり建設的だもん(苦笑)
《(自民党内で)安倍総理直属「歴史を学び未来を考える本部」始動を、稲田朋美政調会長に聞く! 【田勢康弘の週刊ニュース新書】》2015年12月 6日
いち国民として、政治家にはしっかりと近現代史を勉強して欲しいと思います。
既存メディアが歴史を直視する事を問題視するって、絶対に間違ってる!
そんな権利はマスコミにあるの?
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