2回目の竹島東京集会に出席した「メチのいた島」の作者・杉原由美子さん、自民党カフェスタ出演 【TSKスーパーニュース】
山陰中央テレビ【TSKスーパーニュース】(6/5)で、
2年ぶり2回目の、東京での竹島集会に、絵本「メチのいた島」の作者・杉原由美子さんも出席され、自民党のネット番組「カェスタ」にも出演したと報じていたので、その部分を記録しました(青字はナレーション)
杉原さんの今後の夢の1つはこの絵本を英訳して、アメリカのケネディー駐日大使に贈呈すること。領土議連会長の山谷えりこ議員も賛同されました
今日、東京で竹島問題の早期解決を訴える集会が開かれました。政府を代表して内閣府から副大臣が出席。しかし、地元・島根からは・・
隠岐の島松田町長「日本の領土である。このように言っておられるのであれば何故対策本部が無いのか、、」
進展の無い竹島問題に不満が爆発。竹島東京集会、その意義と成果とは。
女子アナ「こんばんは。TSKのスタジオからお伝えします。今日、まず竹島問題。波乱もあった東京の現場。東京からお伝えします。」
(中略)
アナ「韓国が不法占拠を続ける竹島。その領有権の早期解決を求め東京で集会がありました。・・・」
(憲政会館での集会のレポート・・・一昨年の集会とほぼ同じ流れなので省略)
《「4.11竹島集会in東京」に日本政府関係者初めて出席 【TSKスーパーニュース】》2012年4月11日 (水)
TSK山陰中央テレビ【スーパーニュース】(ローカル)で、
東京で初めて開催された"竹島集会"のニュースをやっていたので記録しました(青字はナレーション)
山谷えりこ議員が、国会で野田総理と玄葉外相にお誘いした成果あり
(自民党政権になって<●領土問題担当大臣の新設 ●領土問題の所管組織「領土主権対策企画調整室」を内閣官房に設置 と説明 略)
アナ「島根県の竹島の日が制定されてから9年が経ちました。地方が上げ続ける声に対して今後は国としての竹島の日の制定を求める声が強まっています。こうした集会を開く事に意義を感じつつも、このあとに解決に向けた具体的なカード、方法が無い限りは問題の進展は望めないのではないかという懸念もありました。
声は上がってはいるけれど、問題を具体的に進めていく力がまだ表れていないのが現状のようです。
集会では政府の毅然とした外交交渉と共に更なる国民世論の後押しを求めています。」
・・・その(隠岐の島町から竹島問題の啓発を続ける)杉原さん、今回の集会の中で竹島問題への決意を新たにしたんです。
昨日もお伝えしたように、絵本を通じて竹島問題の啓発活動を続けているわけなんですけども、自民党の公式サイトのインターネット中継に今日、登場しました。」
山谷えり子議員「・・・早期に解決して、本来の姿に戻していきたいと思います。」
竹島の東京集会で主催者の1人として挨拶に立った領土議連の山谷えり子会長。その壇上で手に取ったのが・・
山谷えり子議員「ここに『メチのいた島』という絵本がございます。杉原由美子さんがお書きになった、、」
一冊の絵本「メチのいた島」です。
山谷えり子議員「作者の方がいらっしゃいました!杉原さん、、」
作者は隠岐の島町の杉原由美子さんです。島根県の竹島をめぐる問題が一向に解決を見せない中、竹島を知る人が減っていくという現状に危機感を感じ、島を知る住人から歴史やエピソードを聞き取り、絵本にまとめました。
絵本では竹島周辺に生息していたニホンアシカの話から、当時、隠岐の住民にとって竹島が身近な島であったことが描かれています。
更に、この絵本を学校で読み聞かせをするなど竹島問題の普及に努めています。
今日の集会で山谷会長に促された杉原さん。国会議員たちを前に・・
杉原さん「知らない人がたくさんいるんです。だから私は竹島の事を知ってほしいということをこの全身に込めて全国を回りたいと思っています。応援してください。みなさんもどうぞ宜しくお願いします。」(大拍手)
その杉原さんが集会後訪れたのが、会場から程近い自民党本部にあるスタジオ(自民党カフェスタ)です。
実は、自民党の公式サイトで発信されているインターネット放送に山谷会長が杉原さんを招いたのです。生放送の対談方式で杉原さんの取り組みを紹介しました。
杉原さん「絵本にして、そして子供達に語りながら回っていけば、竹島の事を分かってもらえるんじゃないかと思ったのがきっかけです。」
この様子はYouTubeなどで世界に発信されました。広い世代の発信にも繋げて行きます。
昨日は東京都内の小学校で読み聞かせの活動をした杉原さん。
もっと全国を回りたいと考えていますが、現在71歳。地元からも発信できる場があればと願っています。
杉原さん「もう歩けなくなったら、久見に資料館でも造って頂いて、そこでこの本持って、来た方に読み聞かせをするというのが最後の夢ですので、宜しくお願いします。」
アナ「隠岐の島と竹島との繋がりを全世界に発信できるというツールに少し感慨深げでした。
この杉原さんの今後の夢の1つが絵本の物語を英語に訳してアメリカのケネディー駐日大使に贈呈することなんだそうです。アメリカに対してもしっかり情報を発信したいという思いがあるようなんですが、山谷さんも実現できるならと、賛同しておられました。
さっ、今回の竹島の東京集会、2回目を迎えた訳ですが、形骸化を防ぐ為にも来年3回目が実現される事を願って止みません。以上、東京からお伝えしました。」
以上
残念ながら、安倍政権になってからも竹島問題は具体的には何の進展もありません。
「政権がやらない」んじゃなくて、まだまだ世論のうねりが全然足りないからちょっと仕方がないと思います。
竹島問題を動かすのは、より強い世論の喚起しかありません。
中高の教科書は徐々にマシになってきたけど、一番のネックは小学校の教育です。
例えば、島根県では100%の小学生が竹島の事を学ぶけど、4日に読み聞かせした東京の小学生はほぼ全員が知りませんでした
←竹島を知らない東京の小学生
読み聞かせを終え、校長先生が「知ることから始まる。そしてどうするかはみんなで考えましょう」と言っていましたが、こういう姿勢は素晴らしいと思いました。
国民世論の後押しはまだまだ弱い。その部分を補うのはこういう草の根運動です。
9年前に島根県が「竹島の日条例」を設定した当時も日本全体では浮いていたし、それからイ・ミョンバクの竹島上陸まで、全国ニュースではほぼ報じてきませんでした・・(遠い目)
とりあえず昨日の竹島・東京集会での各党のコメントを紹介
民主党はじめ、島根県の「竹島の日式典」すら当初は参加していなかった党の方々も、年々言う事は力強くなってきているのは感じます。
「竹島問題はいかに大切か」「韓国は根拠なき主張」「竹島担当相を」… 竹島・東京集会 各党代表コメント 2014.6.5 19:09
「竹島問題の早期解決を求める東京集会」に出席した各党代表者の発言は次の通り。
◇
細田博之・自民党幹事長代行「安倍晋三内閣で初めて領土問題担当相が置かれ、内閣官房に領土・主権対策企画調整室も新設された。竹島問題がいかに大切かという認識は今や全国民に広がっており、一日も早く返還を実現させたい」
谷合正明・公明党参院議員「竹島問題の解決には、平素から政府による啓発など継続的な取り組みが必要だ。公明党としても力と知恵を出し、問題解決に取り組む決意だ」
松原仁・民主党国対委員長「排他的経済水域を守るシンボルとして竹島問題を捉えるべきだ。一つの島の問題にとどまらず、日本人全体が共有する情念の原点に竹島は位置付けられなければいけない」
桜内文城・日本維新の会国会議員団政調会長代理「政府は南部クリミア半島の編入についてロシアに制裁を科している。竹島が日本固有の領土であるなら、なぜ制裁を考えようとしないのか。ダブルスタンダードは改めるべきだ」
江口克彦・みんなの党最高顧問「竹島が日本固有の領土であるという証拠は次々と発見されている。韓国の根拠のない主張を撤回させるよう、わが党も世界へ積極的に発信していく」
柿沢未途・結いの党政調会長「竹島が他国に支配され、日本政府が手を出すこともできないという不合理な状況を放置しているわけにはいかない。党派を超え挙国一致の態勢で頑張っていかなければならない」
鈴木宗男・新党大地代表「北方領土に関しては内閣府特命担当相が置かれているが、竹島にはない。日本の領土問題は北方領土と竹島だけだ。領土問題担当相をもう一歩進め、『北方領土・竹島特命担当相』としなければならない」
言うは易しですが、実際に行動している杉原さんには束になっても敵わない!
ちなみに杉原由美子さんは元小学校の教師として東京で働いて、退職を機に久見へ戻られた方で、(祖父、八幡長四郎さんは、竹島での漁業権を買うため、久見の住民をまとめ、それぞれの土地を担保にして購入するなど、竹島での漁業に尽力した人)。読み聞かせは天命で生き甲斐と言われていました。
山谷さんとの対談もそつが無いです
カフェ・スタ特番
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アナ「つづいては竹島問題です。日本固有の領土で韓国が不法占拠する竹島ですが、竹島についての実体験を記憶する人は年々高齢化しています。」
女子アナ「こうした中、この記憶を後世に伝えようと絵本を制作している女性を取材しました。」
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《『私たちの島~竹島問題解決のためには~』、絵本「メチのいた島」完成 後半 【TSKスーパーニュースSP】》
前記事 からの続きです
隠岐の杉原由美子さんが、竹島と関わりの深い隠岐の住民から聞き取りをして自費出版した絵本『メチのいた島』を、去年、隠岐視察した小泉進次郎議員に手渡しました。
竹島問題は県主導から国主導へと移る必要があり、それが今だと思います。
アナ「竹島問題を取り上げています。TSKスーパーニュース スペシャル。ここまで外交を含め、政治、行政の動きをまとめてきましたが、こうした様々な動きの軸にあるものは問題そのもの普及・啓発・世論喚起です。
続いては、この普及・啓発・世論喚起のいわば基礎でもある教育活動に絞って見ていきます。
韓国に比べて、これまで大きく遅れていた分野ですが、島根県の取り組みによって着実に変化してきています。」
杉原さんのような地道な取り組みは、やがて大きなチカラになると思います
あと竹島問題普及の為にはマスコミの力が必要ですが、この東京での竹島集会のこと、どれだけ在京メディアは報じているんでしょう・・・?
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