「ジャパン・エキスポ」横行する海賊版の対抗策 【ニュースJAPAN】
フジテレビ【ニュースJAPAN】(7/24)で、
ジャパンエキスポの異変の2回目として、横行する海賊版の対抗策取材していたので記録しました(青字はナレーション)
日本のソフトパワーの世界市場を考えれば 海賊版対策は喫緊の課題です。
(《パリ「ジャパンエキスポ」の異様な光景、大極旗に韓国商品【ニュースJAPAN】 & 2年前の滝川クリステルの「中韓との差別化」提案 【Mr.サンデー】 》の続き)
パリで開催されたジャパン・エキスポで、日本企業がある問題に悩んでいました。
シリーズNの衝撃"クールジャパン"を守るための対応策に迫ります。」ジャパン・エキスポで、ひときわ注目を集めていたもの。
それは漫画「進撃の巨人」だ。
絶対的な力を持つ巨人に、人類が立ち向かう物語で、14の国と地域で翻訳・出版、
今やクールジャパンを代表する存在となっている。
会場には巨人風メークができるブースが登場するなどフランスでもその人気は絶大。しかし、その快進撃の前に今、海賊版の存在が立ちはだかっている。
左側にあるのが中国で見つかった海賊版。正規の中国版と違い、カバーが日本語のままだ。さらに、ここ数年増え続けているのが、アニメや漫画をネット上に無断で掲載するというもの。
摘発は追いつかず、海賊版の被害は、年間3兆円にものぼるといわれている。進撃の巨人の出版元は・・
古川公平取締役「ファンは増えている。売り上げが増えないというのは、そういうところが全部、海賊版に流れてしまっている。」(講談社デジタルビジネス局・国際事業局)
パリ市内にある日本のアニメ・漫画の専門店。店内には、所狭しと関連商品が並ぶ。
店員も漫画に夢中だ。フランスでの海賊版の現状について尋ねると・・
店員「(ネットで海賊版を見てしまうのは)待ち遠しくて、早く続きを読みたいからなんだ。漫画の制作には、手間も時間もかかることを分かってないよね。」
海賊版が生まれる最大の理由がタイムラグ。
海外で日本の漫画が読めるのは、日本での発売から半年以上あと。その期間中に海賊版が出回っているのだ。
その対抗策として、講談社は去年から日本での発売に合わせて英語版を世界に配信。
右側の画面が日本語版で左側が英語版だ。
月々500円程度で、30作品を好きなだけ読むことができる。
同時配信にはこんな苦労も。担当者「アクションシーンですと、結構、日本語のこの文字の置き方で躍動感とか、そういう雰囲気も出してるんですけど、英語に同じように出すっていうのが、皆さん、苦労しているなとは思います。」
「バキューン」は、「KABOOOM!」という文字に置き換えられているが、
「キン」という金属音の場合は、日本語がそのまま残され、「CLANG」という英語訳が補足されていた。
現在、同時配信は英語のみだが、今後、別の言語にも広げていきたいという。さまざまな対策が進む一方で、専門家は・・
福井健策弁護士「ただ単に海賊版を退治して、それで終わりってわけじゃないんですね。
適法なアニメ・漫画・ゲームの商品が、適正な価格で魅力的に現地で提供されていて、こっち買ってくださいねって、うまく誘導できて、初めてうれしいわけです。」(著作権ビジネスに詳しい弁護士)
海賊版被害をなくすとともに、さらなるビジネスチャンスの拡大に向けた、新たな戦略が求められている。
(VTR終了)
女子アナ「えー、VTRにもありましたが、コチラが海賊版で、コチラが正規版なんです。本当にパッと見ただけでは分からないですよねぇ。
そして横行するネット上のアニメなどの海賊版は、早くて、しかも無料で見られるものが多いということで、正規版の海外展開を阻害しているのが現状です。
以上
タイムラグ対策で、英訳して同時配信というのは良いアイデア
早く、フランス語でも同時配信できるようになればいいな。
日本のコンテンツが世界中で愛されているのはうれしいけど・・・、
海賊版が出ちゃうと日本の産業的に苦しいんですよね。それがアニメーターやマンガ家の報酬に反映したらどんなに良いか・・
海賊版CDとDVDは置いといても、ネット対策を取っていくのがベストなんです。
かなり前から一番の病はやはり海賊版問題でした。5年前の記事です
浜野氏「これ、中国のね、DVDショップで私が買ったものです(笑)
まー私はね、プロだから、なんとなくアレなんですけど、中国で買っていらっしゃる方は、多分本物だと思って買っていらっしゃるんだと思うんですね。
ただね、今はね、こういった海賊版も成立しないんですよ。実は中国の海賊版ってCDとDVDで9割なんですね。正規市場って1割しかなくて、
それが今は、インターネットでタダで流しちゃうから、海賊版ビジネスが崩壊したって、海賊版業者が怒る位ですね、日本のアニメーションのファンの人が、世界中に日本のアニメーション見たい、見せてあげたいっていうんで、日本の放送が始まって、競い合うんですよ。8時間以内に字幕入れて流しちゃうわけですね。
だから、タダで、もうすぐ出てくるわけですね。それは(DVD)はプリントして印刷しなきゃいけないですけども、8時間後には中国から世界中にですね、実は日本のアニメーションは、インターネットで無法違法で流されてしまってる状況があるんですね。まっそれだけ人気があるっていう証なんですけどね。」
ちなみにこの浜野保樹東大教授は、国立メディア芸術総合センター の委員で、メディア芸術拠点整備検討会の座長でした。・・・
(←左の人)
でした。・・・というのは、民主党に潰されちゃったからです。
あの3年間は本当に勿体無かったー・・・
気を取り直して・・・日本政府は中韓に負けないようにがんばってほしい!
《「初音ミク」好き経産省キャリア官僚、日本のコンテンツを海外売り込み新戦略 【真相報道バンキシャ!】》より
・・ここはクリエイティブ産業課と呼ばれる部署。
アニメなど日本の文化を海外に売り込み、8兆円規模の市場開拓を目指している。
(中略)
実はそうした取り組みは国の政策。韓国は韓流アイドルの海外展開など年間130億円以上をかけているのだ。
(中略)
麻生政権下、国立メディア芸術総合センター の委員で、メディア芸術拠点整備検討会の座長浜野保樹東大教授の話↓
浜野氏「・・・ええ、あのー、例えば、ポケモンってのはゲームとかアニメーションとか色々やってますけど、まぁこれまで4兆円位、世界中で稼いだと言われてるんです(ポケモンだけで!?)ええ、。 (中略)
だから、実は言われている数倍、もしかしたら10倍とかって、それくらいのマーケットが、本当はあるんですね。」(中略)
例えば、アメリカのアニメーション市場ってのは、日本からの鉄鋼輸出額よりも多いんですよ。正規市場だけでもね。(ワーー オーーーの歓声)鉄よりもマンガやアニメーションの方がたくさん稼いでいるんですよ。実はね
韓流アイドル売り込みと違って、日本のアニメは、即日本の文化そのものの周知・輸出になります。
例えば、アニメに出てくる学園風景や弁当・搾り出しマヨネーズ・食事の様子などはそのまま模倣されますよね。
まぁ、メディアセンターを潰した民主党も、目の付けどころは結局同じようで・・
だけど、分かんない人達が手をつけようとしてもムリムリ
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メディアセンターは、安倍内閣の時に起案・予算化したわけですが・・
《日本人のチカラ スぺシャル 文化のチカラ(マンガ) 【たかじんのそこまで言って委員会】》より
・・・そんな麻生さんが総理時代、「日本のマンガやアニメの力が今後外貨獲得の鍵になる」として建設を計画したのが、「漫画・アニメの殿堂」! しかし・・・
当時、鳩山由紀夫氏らに「なぜ巨費を投じて国営の漫画喫茶をつくるのか?」と揶揄され、計画を断念したのは2年前のこと
2008年正月の「英語でしゃべらナイト新春スペシャル とてつもないJの秘密 ~世界中がアイ・ラブ・ジャパン~」 ゲストは麻生太郎。持論は「ニッポンのサブカルチャーは世界でとてつもないパワーを持っている!」
で、麻生さん、外務大臣時代からずっと日本のサブカルの売り込んでいたそうです。
あと、イラクの給水車に日の丸より大きい「キャプテン翼」の巨大シールを貼ったりしてたしてましたよね。
日本のソフトパワーの凄さを熱く語ってましたよ。もちろん英語でぺらぺらと。
少し予算付けたら大きく返ってきて、日本文化の輸出にもなる日本のコンテンツ・ソフトパワー。
私は、ちゃんと国がバックアップすべきだと思う。・・・
↑当時も書いているけど、世界に日本を分かってもらうにはマンガ・アニメが一番
このコンテンツのお陰で日本がどれだけ好感度がUPしたか!まさにソフトパワー☆
潜在的な経済効果も計り知れないし、日本政府はこの産業に本腰入れるべきだと改めて思います。
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