【#天安門事件】宮崎紀秀特派員VS陸慷報道官! 学生リーダー「いま中国人は豚のような生き方。30年前より後退・・」【#真相報道バンキシャ!】
日本テレビ【真相報道バンキシャ!】で
「天安門事件30年・語ることも許されない…」と題し、現地取材していたんですが、
宮崎紀秀特派員が中国外務省の報道官に素晴らしい質問していたので記録しました↙(青字はナレーション)(質疑応答部分以外はやや要約)
「天安門事件」は地上波では滅多に扱わない。なのに、ここまで取材できたことに驚きと賞賛を込めて。
30年前の天安門事件、中国政府が自国民を虐殺したのは紛れもない事実。これは人権問題として中国への大きなカードになる。
国際社会で一体になってもっと責めないと!
民主化を求める学生らを武力で鎮圧した天安門事件は、6月4日で発生から30年になります。
中国政府は発生当時から徹底した情報統制を続け、今、若い世代が天安門事件を知る機会はほとんどありません。今回バンキシャ!は、当局の監視や弾圧を受けながらも、真相解明を求め続ける人達を取材。
そこから見えた中国の現実とは・・
●ここから宮崎紀秀特派員の現地取材・・ 身柄拘束された男性「真相を隠している。歴史の偽造、隠蔽だ」
中国建国の為に犠牲になった英雄を記念し、戦車などが展示されている湖南省の公園で、去年6月、写真を取った男性(陳思明さん55歳)が身柄拘束された。
六・四とは、1989年6月4日天安門事件が起きた日。
一昨年にも6本と4本のロウソクで記念撮影し、1週間拘束されたがそれでも訴え続けると。
天安門事件を語ることすら許されない中国。
●30年・・封じられた歴史
イギリスの植民地だった香港は中国に返還された今も、一定の言論の自由が保たれている。
天安門事件から30年となる今年、市民団体によって事件を伝える博物館「六四記念館」がオープンした。
当時の写真や新聞などが集められた。歴史の真相を保存し権力者に真実を伝えるのが目的。天安門事件のきっかけは、改革派指導者・胡燿邦総書記(当時)の死去。
1989年4月、追悼の為に北京の天安門広場に集まった学生らが、反腐敗や民主化を訴えた。しかし、中国共産党の機関紙「人民日報」は、この学生運動を党の指導と社会主義制度を否定する動乱と定義づけ非難。
6月3日から4日にかけ、軍が鎮圧に乗り出した。当時の李鵬首相は日本の議員団に対し、
死者は319人と発言。
しかし、英国の外交文書は少なくとも1万人と報告していた。今も事件の全貌は明らかになっていない。
●香港の博物館に遺品のヘルメットを寄贈した母親
※宮崎紀秀特派員と陸慷報道官のやり取り
●中国に残った学生リーダーの1人を取材 ・・ウソと恐怖・封印された学生の声
あの日、民主化を訴えた学生リーダーの1人を取材。深圳の古い集合住宅。当局がつけたとみられる監視カメラが設置されている。 天安門事件で指名手配された主要メンバー21人の1人馬少方さん。多くは海外に移り住んだが、馬さんは中国に残った。
馬少方さんは、天安門事件後に出頭。「反革命宣伝扇動罪」で3年間服役。その後北京に住むことは許されなかった。会社を全部閉鎖されたと語る。外国の要人が訪中したり6月4日が近づくと理由なく身柄を拘束されきた。「窮屈に感じる理由は基本的人権を保障していない」と。
中国は共産党の一党支配を続けた。
取材中に
豚の置物を見せ、
「
いま中国人は豚のような生き方をしている。目の前に食べ物があればそれを食べ、お腹いっぱいにさえなればあとは何も考えない。1989年以前はまだ思想があるべき、考えるべきだと皆思っていたのに、今の中国は事件があった30年前より後退した」
「ウソと恐怖が統治を維持する道具になっています。ウソは自由な考えを侵すし、恐怖が自由行動を押し潰している。正常な社会では誰も語る権利がある。
でも、今の中国はひとり(習近平国家主席)の声しかない。これは確実に悪くなっている。」」
それでも中国に残る理由は、「ここで人間らしく生きようとする努力すること自体に価値があるんです」と。
若者の訴えが反逆とされ、多くの命を奪った天安門事件。その事実が消える事はない。
凄い取材だと思いました。宮崎記者はよく無事に日本に帰国できたなぁと💦
仏頂面の陸慷報道官にアノ質問したのもエライ!でもスタジオトークで、アノ質問は無かった事になったと
アノ質問・やり取りを「無かった事にする」のがまさに中国のやり方。「天安門事件」もそう。
それにしても、今まではBSでしか詳しく取り上げてなかった「天安門事件」を、地上波でここまでやるとは・・
とにかく今年は30周年なので、香港・台湾の追悼集会が去年より盛り上がる事を期待します
«天安門事件から29年、香港・台湾で追悼集会。習指導部の圧力は当時よりも強化 【キャッチ!世界のトップニュース】»
2018年6月 5日女性アナ「天安門事件から29年となった昨夜、香港をはじめ台湾でも追悼の集会が開かれました。コチラが香港の集会の様子です。
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主催した団体によりますと去年より5千人多い、11万5千人が参加したという事です。
(中略)
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中国では習近平国家主席への権力の一極集中が進む中、
民主活動家だけでなく、近年は政府に陳情する人などを支援する人権派弁護士への締め付けも強まっていて
その圧力は天安門事件の頃よりもむしろ強まっているという見方もあるようです。
習指導部は情報統制を一層強化しているため、
若者を中心に天安門事件について全く知らないという人も少なくなく、事件の風化が進むことへの懸念も出ています。」・・
「天安門事件」を世界記録遺産に!という声もあります
«盲目の人権活動家・陳光誠氏初来日。1人っ子政策下での強制的な妊娠中絶の壮絶実態 【キャッチ!世界のトップニュース】» 2017年10月30日
・・陳光誠氏の獄中・自宅軟禁の様子も悲惨な話でしたが、
同じくアメリカに逃げた中国人の方政氏も「中国では本当の事は話せない。話せば死か、亡命か、監獄」と
《「6.4天安門事件」を絶対に隠したい中国と、天安門事件の被害者「世界記憶遺産」申請の動き》 2017年6月 3日
・・
Chinaの体制にに風穴をあける為にも、この「天安門事件を記憶遺産」にする運動、推し進めるべき。
方政氏曰く、「中国では本当の事は話せない。話せば、死か、亡命か、監獄」だそうですから
あと、香港の「六四記念館」はその存続が危ぶまれていたのに、今回キレイになって新装開店したようで何より。
5年前にやってた「USBメモリー」作戦も復活すれば良いのに!
«《天安門事件から25年、香港で民主化デモ。「六四記念館」のUSBメモリーとは!?。在中外国人記者などへの妨害・嫌がらせ・脅迫・報復 【香港ATV】》 »2014年6月 2日
・・この香港のデモは、Chinaの民主化運動を香港で支援した元学生などが、毎年行っていて香港の中心部を4キロにわたって行進したそうです。
で、25周年だからか、シナの治安当局は例年以上に引き締めを強めているようです。
そんな中、天安門事件の常設記念館「六四記念館」の開館は大きな一石になるかも?
【天安門事件25年】「中国民主化 一歩も進んでいない」 香港で高校生ら1000人デモ
・・・≪世界初の常設記念館 USBメモリーで情報拡散期待≫
香港・九竜地区の一角に4月、天安門事件の犠牲者を追悼する「六四記念館」がオープンし、中国本土から観光や留学目的で入境した大学生らが詰め掛けている。香港の民主派団体が開設したもので、事件に関する常設の記念館としては世界初という。数十平方メートルのこぢんまりとしたスペースながら、資料や画像などがまとめられている。
犠牲者の資料を熱心に見ていた男性は匿名を条件に取材に応じ、「広東省から来た大学生だ。記念館の開館は香港からの情報で知った。事件を大学内の小グループでひそかに研究している」と明かし、「真相究明と責任追及を行わない限り、中国に未来はない」と小声で話して立ち去った。
記念館のボランティア学生によると、言葉や服装などからみて、中国本土からの来館者は連日、数百人に上る。入場料は10香港ドル(約130円)。
記念館側は、100香港ドルの寄付で、事件に関する資料や画像、証言などを記録したUSBメモリーを渡している。中国本土ではタブーである天安門事件そのものを知らない若者も少なくなく、訪問客が持ち帰ったメモリーの情報が拡散することを期待している。
事件から25年の節目を控え、香港の複数の大学も事件に関する展示や討論会などを相次ぎ開いている。しかし、中国本土から香港に留学中の学生約7万人には学生団体などを通じ、活動に参加しないよう口頭で要請があった。
中国政府が最も恐れているのは「天安門事件の真実」が明るみになること。
国民が「天安門事件」を知り、民主化に目覚めるのが中国政府の一番の悪夢。
本土の若者はネットや本で知ることは出来ないので、USBメモリーを配布は良いアイデア!
中国政府はあらゆる面で抑圧しているけど、それがいつまでも出来るとはとても思えませんから。
なんなら日本の観光地にも「六四記念館」作ってUSBメモリーただで配っちゃえばいいのに。
とにかく!この日本テレビ以上の「天安門事件」報道を日本のメディアは競ってすべきだと思います。
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「天安門は虐殺」発言に反発=中国、米報道官批判:時事ドットコム 2019年05月31日
【北京時事】中国外務省の耿爽・副報道局長は31日の記者会見で、天安門事件は「平和的抗議への虐殺だった」と強調した米国務省のオルタガス報道官の発言に関し、「中国政府に対する根拠のない非難で、内政干渉だ。強烈に不満であり断固反対する」と表明した。
さらに耿氏は「米側は偏見を捨てて誤りを正し、いつもの論調を繰り返して内政干渉することをやめるよう促す」と要求した。
耿氏は6月4日で30年となる天安門事件について「1980年代末に発生した『政治風波(騒動)』に対し、中国政府はとっくに明確な結論を下している」と公式見解を繰り返し、事件を正当化した。その上で「今年は中華人民共和国成立70周年だ。新中国の発展は巨大な成功を収め、国情に合った発展の道を歩んだことを証明している」などと主張した。
中国外務省は31日、ホームページで当日の記者会見内容を公開したが、天安門事件に関する質問と回答は掲載しなかった。
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