TBS【報道特集】(12/20)の、
『届かなかった自民単独2/3 有権者はどう動いたのか』と題する特集で、「若者とメディアと選挙」について金平茂紀氏がスタジオで語っていたので記録しました
(VTRは省略)
日下部氏のコメントを受けて、金平氏もてっきり今までの数々の偏向報道の反省を言うのかな!?と思った私がバカでした・・
そもそも(放送法のまんまの)、自民党の「公平・中立・公正な放送のお願い」の文書をここまで狙い撃ちするとは噴飯物。
そして今朝の【サンデーモーニング】でも、荻上チキ氏をわざわざコメンテーターとして呼んで、「(今回の選挙戦は)テレビが萎縮した」と遠まわしに言っていたのでそれも紹介。

金平氏「この後の特集は先の衆院選の結果について考えます。」
小林アナ「単独で3分の2に迫る勢いと言われた自民党の議席。結局291議席と予測を大きく下回りました。有権者に何が起きたのでしょう。」
金平氏「特集です。たった6日の総選挙。あれは一体何だったのかという疑問を持ち続けている人も多いかも知れません。えー、メディア情勢予測との実際の結果がかなり違った選挙報道でもありました。投票日に有権者の心に何が起きていたのでしょうか。」
(VTR部分は、コチラのサイト より)
特集 (ニュース)
衆議院選挙で自民党は291議席を獲得し公明党と合わせて326議席となった。軒並み当選する自民党の候補のなかで、田畑毅前衆議院議員など落選した議員もいる。田畑さんは選挙前に自民単独で3分の2に迫るなど伝えられるなか比例で5番目の登録でも行けるのかもしれないと思っていたが当選できずショックはあったと語った。
特集 (ニュース) 衆議院選挙の結果は自民党・公明党の連立与党で3分の2超を維持した。選挙前に毎日新聞社の高塚デスクは自民党が10~20議席減らすと伝えていたが公示日から2日で自民党300議席に達する数字が各紙で踊った。高塚デスクは「正直、びっくりした」と語った。そして選挙戦中盤には単独で3分の2に迫ると伝えるメディアも増えた。投票日に毎日新聞では情勢調査と違う数字になってきており、結局は291議席で解散前から2議席減らす結果となった。
なぜここまで事前の数字と違う結果になったのか。有権者の動向などを研究する慶応義塾大学の小林教授は、「無党派層で自民党に投票しようとしていた人が自分が行かなくても当選するだろうと行かなかった人が多かったと思う」と語った。また法政大学の白鳥教授は自民党と公明党の選挙協力が十分でなかったと指摘する。また早稲田大学の田中教授は投票率が上がらなかったことについて選挙の理由が見当たらなかったからと語った。
東京・秋葉原で安倍総理の演説を聞く主婦の岡田さんは、政治には関心がなかったが民主党政権で「本当に日本のためにやっているのか」と疑問を持つことが多くなり、自民党を支持するようになったという。また民主党では”最少不幸社会”などマイナスから始まっていて、日本をどうやってよく見せようとか見えなかったと語った。ただ演説を聴いている人の中ではアベノミクスだけを評価していたり、選挙に行くかはわからない人が多かった。
投票日の夜、大学生と選挙特番を見る。彼ら学生らは秘密保護法などに反対する活動をしてきたメンバーであり、自民党の全ての政策が評価されたとは思えないとしている。共同通信世論調査によると集団的自衛権の安全保障政策について「支持」が33.6%、「支持しない」55.1%という結果が出ている。また憲法改正では「賛成」35.6%、「反対」は50.6%となっている。
自民党圧勝に終わったが沖縄だけは全く異なる風が吹いた。沖縄では全4選挙区(比例除く)で自民が敗退しいずれも移設反対派が当選した。赤嶺政賢氏(共産)は、勝因に辺野古に基地を作らせない1点に絞った点をあげた。沖縄県の翁長雄志知事は「知事選挙で示された民意はブレてなかった」と語った。
(VTR終了 スタジオへ)

小林アナ「20代の投票率がなかなか伸びないというのは良く言われていますけども、私も20代ですが、先程のVTRの若者達の様にちゃんとマニフェストをチェックして投票に行くという人もいる訳ですよね。やはり自分の持っている1票を無駄にしない。そういった姿勢をもっともっと広がればなと思って見てましたけども、実際日下部さんが取材してみてどうでしたか。」
日下部正樹氏「何よりテレビ局に働く者としてね、若者達がテレビで開票を見ないっていうのはちょっとショックだったんですけれども、

まっ、一緒にいた学生さん達ってのは特定秘密保護法とかですね、安倍政権に批判的な学生ですから、これがこの意見を代表するとはボクも思わないんですけどね、
ただ彼らの言葉の端々にですね、実は彼らが怒っているのは安倍政権に対してじゃなくて、我々中高年層とか、既存のメディアに対してじゃないかなというのが、それが凄く気になった事の1つですね、
あと、言わずもがなですけれども、民主主義っていうのは制度だけがいくら立派でも、そこに参加する人達、有権者がいなければ機能しないわけでね、まっ今回の52%という投票率を見てね、改めてこの事を、まっ心に刻みたいなと思いました。」

金平茂紀氏「そうですね。あのね、えー、今回いろーんな事がまぁ選挙で提示されたんですけれども、率直に申し上げますとね、ボクは今回の選挙では私達、テレビ、テレビの選挙報道のあり方がやっぱり
自己検証きちんと為されるべきだと思います、ね。

例えばまぁ今のVTRの中では触れられていなかったんでちょっと補足しますけどね、これー、実はあの、自民党から民法キー局の報道局長、それから編成局長に宛てて11/20日に出された『選挙期間における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い』って文書なんですけどね、

これを読みますと、その"街の声"ですとか、あるいは"ゲストの選択"とかですね、かなり細かく立ち入って、こう配慮を求めるといったような事が、こういう文書があるんですけれども、
この文書が出された事によってテレビがどういう影響を受けたのかという検証ってのは、ボクはあの、必要だと思いますね、
そしてそもそもこういう文書が出す事の是非はどうなんだろうと。ねっ。
これはあのー、放送に関わる、携わる人間ならば今後もきちんとですね、考え続けていかなければならない問題だという事を私は指摘したいと思いますけどね。
以上
ごちゃごゃ言ってるけど、選挙戦の途中から「320議席」なんて数字を出して、戦意喪失させたのはマスコミの作戦だと思います。
そういう、細かい数字を出す選挙報道が投票行動を鈍らせているとは思わないんだろうか?
で、今朝の【サンデーモーニング】でも・・
(低投票率はメディアの責任と日本のリベラルの責任。メディアの責任はアベノミクス解散だと言われた時に、「争点がない」という議論があったが、テレビで特集する形で色んなものを浮き彫りにするやり方もあったがやらなかった。独自の切り口を提示しなかったメディアの怠慢。リベラルは低投票率を言うのは捨て台詞のように聞こえる。魅力的な政策合戦とか魅力的な議員がいない現実を嘆く議論をやらないとまた負け惜しみで済まされてしまう。という萩上チキ氏のコメントを受け・・)

関口宏氏「まぁ今、メディアの責任も突っつかれたんだけど、何か突然キャンセル事件が起こったでしょ?」
荻上チキ氏「あー、朝まで生テレビ。」
関口氏「ああ、あれはどう?どう、、されました?」

荻上チキ氏「えーっと、下ろされましたというか、えーっと、まぁ自民党から色々文書が出回ったというようなタイミングだった どういった影響があったのかは分かりませんが、
テレ朝的には、、あの朝生のスタッフとしては、あの色んなゲストを招いた討論をやりたかったみたいなんですけど、局の側からは、場合によってはそれがまっ、公平性に反するかも知れないからという事で、議員だけのディスカッションに変えたという事を、まぁ前日に知らされたという、まぁ顛末ですね。
だからボクとしてはまぁ個人的には、やっぱり討論番組はより幅広いというかですね、可能性を開けたような形でメディアも番組作りをしてほしいとは思うんでぇ、まぁ実はゲストがいても良いんじゃないかとは思いますけどねぇ。」
関口氏「なんだろう、、岸井さん、やっぱりちょっと安全策をとっ、取ったのかなぁ」

岸井成格氏「そうですね。そんな雰囲気がちょっとありましたねぇ。(私はアベノミクス以外の争点のクローズアップを色々したという話)全体にやっぱりね、関心が非常ーに薄かったですねー。だからそれが投票率に繋がっちゃった。その裏にはメディアの努力不足ってのがあったといえるかも知れないですねー。
何れにしろ、安倍さんとしては今のうち解散と言われる、野党が弱い時にやっちゃうっていうね、この狙いが当たってっ、長期政権の足場を築いたという事になるんですけど、(集団的自衛権・原発再稼動・沖縄辺野古移設問題も信任されていないと私は思うという話)」
(田中秀征氏が、「それらをやらないというのは立派な対案だ」とコメント)
関口氏「えーー、さぁ、これがどういう影響を今後、まぁ来年でございますね、出てくるのか良く見てなきゃいけませんね。」
以上
TBSの取り上げ方は、萩上チキ氏が言う「リベラルの捨て台詞・負け惜しみ」だと思いますよ。
レベラル派はもっと反省した方が次に繋がると思うんですがね(苦笑)
それにしてもTBS
完全に連携してますぇ(;一一)
荻上チキ氏をゲストにするところなんか、もう構図がミエミエ。
これって、例の記者クラブでの毎日新聞の倉重篤郎の代表質問からの流れだし。
《【日本記者クラブ主催・党首討論】毎日新聞・倉重篤郎の質問に安倍総理が「椿事件」で斬り返し 【NHK党首討論】 》 より抜粋
貶めようとしてやっていけばですね、出来る訳でありますから。しかしそれは当然ですね、公平・公正にやっていければ全然問題はないんだろうと思うわけで、、」

倉重氏「アレは安倍さんのご意向ですか。」
安倍総理「いちいち私が(笑)そんな指示は致しません。党としてですね、そういう考え方でやったんだろうと思いますが、公平・公正にもしやっておられるんであれば何の痛痒も感じられないのではないのかなぁ、、と、、」
倉重氏「なんでそんなに信用できないんですか。」
安倍総理「でも今まで、、例えばかつてですね、"椿事件"というのがありましたよね? (アレとは違いますよ:倉重)」
安倍総理「いやでもありましたよね。あの時、我が党はこの問題をかつて、、細川政権が出来た訳ですから、アレとコレとは違うじゃなくて、、まさにああいう問題が起こってはならないという事も当然、、(分かりましたっ、はい:倉重) あるわけであります、、」
《毎日新聞・倉重篤郎 2013年7月3日 日本記者クラブ主催党首討論での「歴史認識・靖国問題」への安倍総理への呆れた質問》
金平氏関連記事
《金平茂紀の安倍総理へのイヤミコメント 【報道特集】》
TBS【報道特集】(3/22)のオープニングトークで、
金平茂紀キャスターが、安倍総理が笑っていいとも出演したことに対し、いきなりイヤミを言っていたので記録
ねちっこ~いカンジが、さすが『筑紫哲也 NEWS23』を共に作り上げてきた人物だと思いましたっ
《金平茂紀「小学校の教科書に領土問題の事を記述より、マー君の方が・・」云々、イヤミ再び 【報道特集】》 より抜粋
TBS【報道特集】(4/5)のオープニングトークで、
金平茂紀キャスターが、マー君の初勝利と小学校の教科書に領土記載が増加した事を比較して、またまたいきなりイヤミを言っていたので記録
前回同様、マジねちっこいわ~、この人
金平氏「こんばんは。報道特集です。えーご覧頂きましたマー君の、マー君をはじめとする日本人が海の向こうで活躍する姿、素直に喜ばしいことです。
と言いますか、あー、小学校の教科書に領土問題の事を記述するよりもよっぽど日本人として心強い動きだとも思いますが、皆さん如何でしょうか。続いては・・」
金平の安倍総理に対するねっちぃイヤミに関しては、「感情むき出しの報道やってていいのかなぁ~!?」といつも思っている次第です。
それにしてもテレビが「自己検証する!」なんて、どんだけ驕ってるのか・・・(呆)
テレビ報道を検証するのはアンタ達じゃなくて
、視聴者でしょ
テレビの中の人達は、いつも視聴者置き去りで自分達だけで自己満足的なことをするから、
若者が離れているんじゃないの??
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