【ニコニコ動画】菅総理の不見識ぶりに赤澤議員(自民)怒る!7.6予算委員会集中審議
赤澤氏「自民党の赤沢 亮正です。本日は東日本大震災の復旧復興全体をスピードアップし、日本の再生を前に進めたい思いで質問する。(ストレステスト・閣内不一致の質問 略)
菅総理は稲村の火(安政元年1854年)というのはご存知か?
安政の大地震11/5日に和歌山県広川町の庄屋の浜口儀兵衛が取り入れるばかりになっていた稲束、稲村に火を放って、暗い中、高台に避難する経路が足元がおぼつかない農民全部を救うために自分の資材の稲村全てに火を放ち、その結果全員が避難できたという話だ。
この話の教訓は、リーダーが決断と行動力を持って毅然と対応する、その重要さを示している。
一方で津波の恐ろしさ、一目散に高台に向かって逃げる事の必要性など多くの教訓を含んでいる。
去る、6/17日、稲村の火の教訓を網羅したような『津波対策の推進に関する法律』が参議院本会議で全会一致で成立した。
東日本大震災の発生した今、いわゆる『津波対策の推進法』の重要性は誰の目にも明らかだ。菅総理にもご異存はないと思う。
で、この『津波対策の推進法案』は一番最初は昨年の6/11日。すなわち東日本大震災の発生の丁度9ヶ月前、自民党と公明党が共同で提出したものだ。
菅総理はこの自公共同提出の『津波対策の推進法案』がどういう取り扱いをその後受けたかご存知か?」
菅総理「与野党各議員のご尽力により成立した事は私も承知をしている。えー、まぁその途中の過程について必ずしも詳らかではないが、大変先見性のある、優れた法案だと認識している。」
赤澤氏「総理ねぇ、今からご説明するが、今のご認識だけで私は本当に総理を辞めてほしいと思う。9ヶ月間一度も審議してもらえなかったんですよ。自公の議員が与党の議員である民主党の先生方に頭下げても審議してもらえなかったんですよ。
そこでもうひとつ伺うが、『津波対策の推進法』のポイントを総理ご自身の言葉で国民に説明して頂けませんか。」
菅総理「(ペーパーを渡される)まぁ私が皆さん方が出された法案を説明するのが適切かどうか分からないが、ソフト面とハード面の対策が組み合わされた、そうした『津波対策の推進法』だとこう認識している。」
赤澤氏「東日本大震災の発災後、ようやく20日前に成立した大事なこの『津波対策の推進法』に、
役人からメモを入れてもらって、その一行だけ読む総理の関心のなさが私は本当に許せない。
この法案は一言で言えば『備えあれば憂いなし』を形にしたもの。
その魂を言葉にすれば、国民が迅速且つ適切な行動を取ることにより、人命に対する対する津波の被害を減らすことが最優先だと。すなわち『とにかく逃げろ!』という事を形にした法案だ。
その具体的な方策として、多くのことが書かれているが、津波について国民の理解と感心を深めること、教育と訓練、そして消防による啓蒙活動・自治体のハザードマップを作る事などありとあらゆる事が書かれている。
総理のようにそっけない説明をされるようなものではない。あの巨大な津波の災害の後で、この法案にあまり関心のないように見える事自体、本当に私は許せない。
今の『津波対策の推進法案』は一言で言えば、東日本大震災が発生する9ヶ月前に、対応がまだ間に合う段階で、自公が共同提出したにも関わらず、与党が不見識で無理解でたな晒しにした。握りつぶした。不作為に働いたと思うが、総理はどう考えるか?」
菅総理「確かに内閣総理大臣というのは行政において最も責任のある立場なので、いろいろ(赤澤)委員の方から行政に対して指摘されるのは当然だが、
ただ、国会の中の質疑はやはり国会のルールによって質疑が行われているので、もちろん党の代表として立場はあるが、私もご指摘を頂いて、見て、大変先見性のある重要な法案だと申し上げたわけで、『もっと早ければ良かった』というご指摘はその通りだと思うが、
それを全て内閣の責任というよりも、国会の中での扱いが皆さんの期待に沿わなかったという点では申し訳なく思うが、やはり国会の中は国会のルールでご議論頂くしかないのではないかと思っている。」
赤澤氏「少なくとも菅総理の監督責任は免れない。
平野大臣、就任される前、党の政務副会長をされていたと思うが、しかも菅総理は平野大臣を『災害に強い』と言っていたが、あなたはこの大事な法案のたな晒しで、成立したのは災害の3ヵ月後。あなたは党にいて、この不作為の加担をしたのか答弁してください。」
平野氏「この成立した条文を読むと、そっくりそのままこれからの対策に使える。ただ残念ながら、これが前に提出されているという事すら、私は知らなかった。不明を恥じるのみだと思う。」
赤澤氏「ということですよ、総理。総理が苦し紛れで、誰も受けてくれないから命じた方は、災害の専門家でも何でもないですよ。この『津波対策の推進法』、津波の巨大な被害の後で、これだけ重要な法案、復興に全部そのまま使えるという物を前から出されていたことを知らなかったって人が専門かなわけはないじゃないか。
私はその点も極めておかしいと思う。
で、総理は先ほど『もっと早く出来ていれば良かった』なんていい加減な答弁をされたが、この成立が発災前ならば、被災者数ははるかに少なかったのではないか、その辺の認識はどうか?」
平野氏「もっと早くという議論はできると思うが、最も大切なのは災害に対して地域の人が、国民がどういう意識を持つかだと思う。私は今回の震災は今までの我々の考えていた津波・地震の想定のいずれも凌駕した災害ではなかったかと思う。
で、大事な事は、今回の災害を踏まえ、まず復旧復興を急ぐ。それから今回の津波、大地震が多数発生し広域のプレートが動くという今までになかった地震で起こった津波だ。ちなみに平成17年、中央防災会議で想定した地震と津波の規模・強さ、浸水面積の範囲、地盤沈下の発生、被害額の想定は人命も含めて、全っっく違う、想定と違うものが起こったという事で、
大事な事は、大事な事は、この法律をどうやって生かすかということで、ご認識を共有していただけるのではないかと思う。」
赤澤氏「今のはね、平野大臣、なられたばかりとはいえ、とんでもない答弁だ。我々は公明党と共同で9ヶ月前にこの法案を出していた。通っていたら何が起きていたか1つ例を挙げる。
11/5日が津波の日に指定されて、その日は国を挙げて津波の避難訓練をやったはずなんですよ。
東日本大震災が発生する4ヶ月前に国を挙げて津波の避難訓練やってた。その時にハザードマップを広げ、教育を受け、啓蒙を受け、それで本当に被害が減らなかったと、アナタ、言い切れるんですか! 大事なのはこれからこの法案を使えばいいなんて良く言えますね!
この法案をたな晒しにしたアナタたちは本当に、腸がよじれる思いで反省しなきゃ駄目なんですよ。それをきちっと反省した上で本当に自分たちの不作為で命を落とした人がいるかもしれないと思って、その思いでこの法案を生かすと。
そうでないと、魂入ってないんですよ、仏作って魂入れずですよ。
私達はあなたたちにだけに責任を負わせる気はありません。野党とはいえ、体を張って我々もなんとかコレ、実現すべきだった。本当に被災者のことを思うと、すまない思いも大いにあるんです。だけどその気持ちは共有してもらわないと。
あっさりと過去に起きた事は忘れて、この法案を不作為だった事は全然触れもせず、責任も感じずに、これからこの法案を生かせばいいんだなんて、そんな答弁がありますか、もう一回答弁してください。」
平野氏「災害に関しての、今回の被災地、この想像を絶する悲惨さ、私も現地には2日目に入り、上空から見た。3日目に釜石に入り、その翌日は大槌町に入った。その中でたくさんの命が失われた。その中では例えば消防団・・・(関係ない話をダラダラと)
・・そういう思いを共有するのは前提ではないか。この法律の成立が遅れた事はまぁ色んなご批判はあるが、まぁ私の思いは前を向いて進みたいと。様々なことをやらなくてはならない。特に・・・(省略)」
赤澤氏「私が尊敬している平野大臣なので徐々に話の焦点が合ってくると思うが、全く足りない!
想定外だと盛んに言われた。このテレビを見ている国民の皆様は、政治家は新しい復興大臣が尚、想定外想定外って言うのかと本当にがっかりしていると思う。
しかも我々に言わせると、自公両党は想定してた。チリ地震の時に実際に避難をしろと」言われたのに一桁%しか避難しなかった。我々はそこに危機意識を覚えて、だからこそ想定をしてこの法案を9ヶ月前に出した。
それを不作為でネグっておいて、たな晒しにしておいて、その責任についてはあまり考えずに前を向こう。こんな答弁は絶対に許されませんからね! 本当にいい加減にしてください。
もうひとつ、被災地選出の小野寺議員から聞いた話を紹介する。
津波の怖さを分からずに戻ってさらわれた方もいると。津波は何波もやってくるということだ。
コレ(フリップ)見てもらうと、実はこの規定は自公共同提出の法案には入ってたもの。今後東日本大震災の発生後6/17日にようやく成立させるに当たっては、泣きながら削った規定。
『津波は他の自然災害に比べて発生する頻度が低いことから、津波及び津波による被害の特性、津波に備える必要等に関する国民の理解と感心を深めることが困難であること』
チリ地震で実際に被害が生じたのに一桁%しか避難しなかった。困難なんですよ!国民の理解を深めることが。我々はその事を想定してた。だからこの規定を入れた。
ところがその法案が与党の不作為で、大震災発災後まで成立しないからこのを削らなきゃいけなくなった。泣く思いだ我々は。その辺は是非理解をしてください。
で、この法案のたな晒しについて菅総理に伺うが、状況は知らなかったということか?」
菅総理「申し訳ないが、私もこの法律がどういう時期に出されて、えー、えーえー、どういう形で時間が掛かったという事は、当時は十分に認識をしてなかった。
しかし、大変先見性の高い法律で、皆さん方の努力が十分に、我々の受け止めが遅かったかも知れないが、成立した事は敬意をもって尊重したい。」
赤澤氏「東日本大震災が発生後に、ようやく20日前に成立したその中身にも、総理はハッキリ言って感心がなかった。今のような熱のない答弁をされるが、私に言わせると総理の頭の中は救命じゃなくて延命だけだという感じが本当にする。このテレビを見ている国民の皆さんもそう感じておられると思う。
本当にこの法案の意味をしっかりとかみ締めて、是非総理の指揮でこの法案、有効に活用してくださいよ。
居座っている時間にもやってもらわないと、今この瞬間にも大きな余震でまた津波が来るかも知れない。できる限りのことを全力でやる義務が我々にはある。その上で、総理の責任を聞きたい。
この法案はかなりの事を想定し、網羅していた。11/5日に、4ヶ月前に国を挙げて、国民運動として、津波の総合避難訓練やっていたら、千人規模で少なかったんじゃないかと思う。その事について菅総理が代表を務める党の不作為だと思う。監督責任を取ってアナタは辞めるべきではないか?」
菅総理「まぁ私もかなり古い話だが、
学生時代、三陸をずっと歩きとヒッチハイクで南下をしたことがあり、その時にかつてのチリ地震で津波がココまでやってきたというそういう標識を見たことを今でも良く憶えている。当時こんなとこまで水が来たのかという驚きをもって見た。
そして今回それを超すような大地震・大津波が起こったことについて、私もチリ津波の怖さを40年余り前にそういう地域を歩いて感じた中で、それに対する十分な対応が出来なかった。またご指摘のこの法案についても十分な対応が出来なかった点では反省しなければいけないと感じている。
また、この中に色々な訓練。11/11日にあったとも言われているが、確かにそうした訓練が繰り返されることはまさに予期できない地震や津波に対応できる極めて大きな要素であろうと。
そういう点でこの法案が早い段階で成立し、訓練などが行われ、周知徹底されていれば、仰るように被害がより少なくて済んだ可能性は十分あり得ると考えている。」
赤澤氏「今、総理はお認めになったんですよ。被害が少なかったという言い方だったけど、これで一体どれだけ多くの子供の命が奪われたのか。どれだけ多くの方が亡くなったのか。そういう事に思いを致してほしい。
その思いを致せば、自分の所にこの大事な法案のたな晒しについて、何も情報を寄こさなかった一緒に働いている(党の)人達に腹が立ちませんか。
たな晒し・不作為をしてしまった理由は何だと考えているか?」
菅総理「私もなるべく質問に対して私なりに真剣に受け止めてお答えをしているつもりだし、今もお答えしたいと思っている。
ただ、国会に出てくる法案というのは多岐に亘っており、総理という立場でも確かに与党の代表だが、全ての法案についてどういう状態にあるかという事を全部把握するのは率直に申し上げて、出来てない。不可能だと思っている。
この法案がもちろん今になって、本当に先見性のあるものとは思うが、その段階では大きな津波という可能性は一般的には間が長いものなので、そうした危機意識が不十分であったと、反省を含めてそう思っている。」
赤澤氏「いい例えかは分からないが、民間の企業で焼肉店で死者が出た。社長は辞めた。責任を取った。この津波の被害の規模は比じゃない。
私共は本当に残念なんです。忸怩だとか痛恨だとか極みだとかそれを言うことで本当に消せない思いを持っている。
少なくとも監督責任として、総理!アナタには辞めてほしい!
この話を誰も責任を取らないなんて、私は国民に対して本当に不誠実だと思う!その事をハッキリ申し上げておく。
もうひとつ、国民の皆さんに理解してほしいのは、先ほど津波対策推進法案について、知ってる事は不可能だと。法案はいっぱい出てくるという話だったが、違うと思う。
少なくともわが党と公明党では、、あのチリ地震、みんな経験したじゃないか。アナタたちは(経験)しなかったわけじゃない。みんな経験していることだ。
政治家としての意識があれば、きちっとアレに対して対応しなきゃいかん。津波の関係何かやらなくて良いのか、それを想定した上で東日本大震災に間に合うような形で我々は対応した。危機を事前に察知して、国民を守れるタイミングで手を打つ。これが危機管理・災害対策だ。
私は自・公にはその能力があったという証明されていると思う。
その一方で、その提案を受けながら、重要性を理解できずに、たな晒しにした。
せめて政府与党なら、我々がいった事の重要性を理解して協力してほしかった。危機を察知した。能力の高い人の話を聞いて自分は察知出来なかったけど協力しよう。そこまで言っていたら大分被害は防げた。
もう対応が下の下だ。危機を察知した我々から言われても理解せず何もしなかった。私は監督責任を取って総理に辞めてほしいと繰り返し申し上げるが、あわせて総理がそれを知らなかったというなら、民主党おしなべての災害に対しての力量が低すぎる。圧倒的な差があるという事です。その事をキチッと理解して頂きたいと思う。
圧倒的な力量の差があると、総理は思われないか?」
菅総理「まぁあのー、率直に申し上げて、今現実に3/11日に災害があった中で、その指摘されている気持ちなり、意味は、仰る事は良く分かる。
ただ、チリ地震が起きたのは、確か60数年前であり、(ごく最近のですよっ!) えっ?! (認識が甘いよっ)・・・
いや私が先ほど歩いたと言ったのは、そういうかなり以前の事でありますが、そういうことを含め、どちらの党の能力はどうこうというところまで、私自身がそれを決め付けていくことは、必ずしも適切ではないと思う。」
赤澤氏「総理ね、全く分かっておられなかったので、今国民の皆さんにも改めて言っておきます。
2010年、平成22年2/27日 チリ沖地震が発生。 去年の津波だ。その時に避難指示が出たが、わずか3.8%の住民しか避難しなかった。
だから我々は、危機意識を持ってこの案をまとめたんですよ!情けないですよ。災害対策の危機管理の責任者のアナタが、去年の地震について全然記憶にない!
これは4/18日の参議院予算委員会で半年前の原発事故想定の原子力防災訓練の中身、カッカラカンで全く憶えてなかったと。全く同じことだ!
災害についての関心が、総理、全く低すぎるんですよ!そう思われないか?」
菅総理「まぁあのー、わが国は一般的に言っても大変災害の多い、地震の頻度のかなり高い国だし、その点について私も関心を持っているつもりだが、
さっき申し上げたのは確かに私が大規模なチリ津波がやってきた後を見たのは今から約40年前の三陸を歩いたときのことなので、そのことと混同していた事は申し訳ないと思う。」(しどろもどろ)

赤澤氏「今の答えで本当に総理が災害対策の能力をお持ちでないことが分かった。
菅総理には少なくても監督責任ということで、この不作為の責任を取り、私は辞めていただきたいと思っている。
災害対策について、自・公と政府の力量さが圧倒的だ。だから一般的な問題設定間違えている。政府与党に野党が震災対応を協力しないのがおかしいんじゃなくて、自公が共同で出すものをできる限り丸呑みしてくださいよ。それが一番、災害対応を進めるもスピードアップする力になる。
ガレキ処理法案・賠償金仮払い法案・二重ローン対策法案・災害弔慰金支給法案・私立学校災害復旧特別助成法案・・
全て自民党・公明党で出しているのでやってください。よろしくお願いします。終わります。ありがとうございました。」
以上
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