日経平均株価、一時26年ぶり最高値で、(4年前の)浜矩子「僕富論」のドアホノミクス論、「株価1万円割れ」大胆予測を検証
TBSのニュースで、
「日経平均株価、一時バブル経済崩壊後の最高値を26年ぶり更新」と報じていたので記録しました(青字はナレーション)
株価の話題としては、4年前にハマノミクス提唱者・浜矩子氏が、田勢康弘氏の番組でやってた、
「僕富論」のドアホノミクス論、「株価1万円割れ」大胆予測を、検証せねばなりません。
数字が一番検証しやすいので。
「アベ憎し」だけで、テレビでどんだけ言いたい放題やってたか・・(;一一)
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アナ「28日の東京市場の株価は、円安・ドル高が進んでいる事などを受け、取引時間中としてはバブル崩壊後の最高値を更新しました。」28日の東京市場は、朝から輸出関連株を中心に買い注文が優勢となり、今年1月23日につけた2万4129円の取引時間中の年初来高値を更新しました。取引時間中としては、1991年の11月以来、およそ26年10か月ぶりの高値となります。結局27日より405円値上がりし、2万4202円で午前の取引を終えています。
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会による追加利上げの決定後、外国為替市場で円安・ドル高が進んだ事などが背景にあります。市場関係者は「今後利益確定の売りも予想されるが、米中貿易摩擦を受けての懸念も出尽くしたことから、株価の上昇傾向は続くのでは」との見方を示しています。
では、「ここまでハズすのか?!
」 という浜矩子の主張を
«日経平均、15年ぶり一時2万円台回復!& 1年前に浜矩子が悉くハズした笑える経済予測。「僕富論」のドアホノミクス・逆提言のハマノミクス 【ニュースバード】 »2015年4月10日
・・日経平均、15年ぶり一時2万円台回復のニュースをやっていたので記録しました
(青字はナレーション)
この際、1年前に、紫頭こと浜矩子氏が田勢康弘氏の番組で「株価1万円割れ」など大胆予測していたので、ここで一旦検証しましょうか
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まずは、今日のニュース
女子アナ「ついに15年ぶりとなる大台の回復です。10日朝の東京株式市場で日経平均株価は一時、2万円の大台を回復しました。」
で、経済専門家は、1年前に色々と言っていましたが、当たっている人もいれば、惜しい人もいるし、まったく的外れ確定の人もいます。
ここから、1年前に経済学の大家?の浜矩子大先生がアベノミクスをけちょんけちょんにこき下ろし、ハマノミクスとやらを提言していた過去記事を引っ張り出したのでご覧ください(画像閲覧要注意!)
《浜矩子曰く「僕富論」のドアホノミクス。逆提言・ハマノミクスとは!? 【田勢康弘の週刊ニュース新書】》2014年1月26日
テレビ東京【田勢康弘の週刊ニュース新書】(1/25)で、
浜矩子氏「仰るとおりだと思う。やはり全然景気が良くなっているとかアベノミクス効果が効いてるとか全て幻想で、それを必死で作り出そうとしている。
そもそもアベノミクス・アベノミクス効果って何?って、よくよく考えれば全然分からない。やはり一番実感を感じる近い所にいる人達(タクシー運転手・中小企業経営者たち)が実感がないと。そこが本当の世界であり、なんか良くなっているみたいという前上がりの世界はやはりこれはもうまやかしの幻想作り。」
田勢氏「浜さんの本を読ませて頂いて、非常に印象的な言葉は、アダム・スミスの『国富論』を文字って『僕富論』。まぁ自分だけが良けりゃ良いという、、」
浜矩子氏「そうですね。この『ボクの富さえ増えれば良い。僕の富が減らない為ならば誰に対して何をやっても良い』という、物凄く自分しか見えていない。そういう風になっちゃうとこの世の中は誰もが"僕富論"になっちゃうと最悪になっていくと思うが、
アベノミクスの親分、、まぁ私は実はアベノミクスとは言いたくなくて『アホノミクス』と言いたいのでありますが、(アホノミクス?:田勢) アホノミクスですね。最近はそのアホのアの前に"ド"を付けるようにしているんですが (ははははは:田勢)
その大将はもうコレの僕富論の典型だと思っている。」
女子アナ「(月例経済報告 読み上げ)・・こう見ると効果が出ているようだが?」
浜矩子氏「うーん、これ作文している人達も 非常ーに苦しいと思う。状況が好転しているとは到底言えないけど、????している雰囲気を出さなきゃいけないので、自分が信じてない事を言わざるを得ない時の歯切れの悪さがコレ(報告書)に滲み出ている。
やはり確たる根拠がないのでハッキリした線が打ち出せないけど、景気は気からとか言うので(笑)雰囲気を変わるような文言を必死で見つけようとしていると。」
田勢氏「素朴な疑問は、日本の勤労者の大体7割位は、中小企業で働いているので、一部上場で株価が倍になったとかボーナスが多かったとワーワー騒いでも、大半の勤労者・国民は実際には何も実感が、、何も得る所がないと思う。
一方でガソリン・公共料金が上がり、これから消費税・・・そう考えるとあまり明るい気持ちになってない気がする。」
浜矩子氏「なってる訳がないと思う。今の日本経済は言わば、"出来の悪いホットプレート"というか鉄板みたいなもので一部は物凄く肉や野菜が熱くなるけど、でもコッチ側にはいくらしても火が回ってこない永遠のコールドスポットがある。
実はその永遠のコールドスポットに押し込められている人達が圧倒的に多い。今言われたような皆さんはみんなソコで、一部のすぐアツアツになっちゃう所に刺激効果を与えて『見てください、こんなに熱くなってます!』ってやってるのが今の政策のやり方。」
(2014年 日本経済の浜矩子の予想)
・株価・・「低下」
・物価・・「やや上昇ってとこ。デブレは強いが円安とか輸入物価が上がるとか高額商品が上がる」
・賃金・・「本質的には低下基調。だけども政府が凄いプレッシャーをかけてベアをやれとか言っているので大手企業が賃上げをする側面があるので、結果としては見せ掛けの横ばい。」
第一生命経済研究所の永濱利廣氏の予想
「・株価・・消費増税で一旦は景気は悪くなるが、去年ほどの伸びは期待できないものの全体の景気回復の流れは途絶えないと考える。・物価・・消費税も上がるので、全体としてアップ
・賃金 去年景気回復し企業業績も相当良かったので、近年まれに見る賃金上昇が期待できる。」
大和総研の熊谷亮丸の予想
「・株価・・18000超えまでは上がる。
・物価・・徐々にデフレ脱却が進み上昇の方向。
・賃金・・大きく上昇はしないが、残業代・ボーナスが上がり徐々に底入れの方向に向かうのではないか。
ようやくアベノミクスというまともな経済政策により株価が正常化している状態なので、18000までは、実体経済と照らして戻っても全くバブルではない。2万円を目指す可能性があると考える。」
アナ「それぞれ浜さんと比べて物価以外は完全に逆のベクトルだが?」
浜矩子氏「うーん、もう何と言ったら良いんでしょうねっていう感じ。まぁ物凄い希望的観測。あるいはこういう風に言っておかないと状況がまたドンドン悪くなるので非常にヤバイという、どちらかというと煽りあげるというアベノミクス手法に結局踊らされちゃってる。あるいは踊りたいというのが滲み出ていると思う。現実をみてどう考えてもこういう風にはならないと思う。」
(各エコノミスト株価予想)
浜矩子氏「えーっとこういう感じでございます。まぁそもそもここまで日本の株が上がってきたのも非常ーに根拠なき株高、浮かれ相場で実体が全然伴ってないので、いつ息切れしてもおかしくない状況になっている。
それに加えてグローバルに見ても、今新興諸国の経済がおかしくなっていて株は非常に危ないというイメージが広がっている。
そういうグローバル的にも日本国内にも経済の実態が株を押し上げるという状況が全然ない中で、今までのこの浮かれ気分が息切れすれば、下がるしかない。色々考えれば結局、下がるという答えしか出てこない。」
田勢氏「やはり東証の取引の6割位が外人投資家によるもので、乱高下であればあるほど儲かるという思惑買いなので、外人が日本株を買い続けたから1万5,6千まできたが一斉に手を引いた時にどうなるかを考えると、、
今、1万5千円位で留まっているのは4月の消費税(増税)にらんでいるから。ちょっとしたきかけでドーンといく危険性は常に我々は考えていかなきゃいかんと思う。」
浜矩子氏「あると思う。やはり外人投資家は基本的に売る為に買っているので、売る場面を探してドンドンドンドン買い上げていよいよここだというところでドンと売るので、外人投資家買いで上がれば上るほど売りが近づいていると見るべき。」
浜矩子氏「(ベースアップはあるか?) この『多様な対応が考えられる』というのがいかにも逃げてる言い方。ある程度のベアはしょうがないと思っている面はあると思う。
その分、(さっき言ったように)本来なら低下だが横ばいになるかなという部分。だけどこういう風に仮にベアを容認しても、一方ではその結果として総人件費は絶対にあがらないようにするという事で非正規雇用への依存度を高めるとか、その人達の賃金をより抑え込むとかいう動きが出てくるんたろうと。それがこの『多様な』に含まれていると思う。」
田勢氏「好循環という事を最近安倍さんは言い出し始めたが、それは非常に矛盾をはらんでいる。政府は一生懸命民間の賃上げを求めているが、辻褄だけ合うようにして政府に顔向けできるように。今の所は帳尻合わせる事が全部勤務者にかかってくると思う。」
浜矩子氏「そうですねー。ただやっぱり永遠のコールドスポットにいる人は、余計その冷たさが深まってしまう展開になると思う。」
田勢氏「世界全体は再びデフレの方向に向かっていると思うが?」
浜矩子氏「それは非常に強い。IMFからもそういう警告が出ているし、特にヨーロッパではデフレが深まり、中国経済もかなり危ない。」
女子アナ「では浜さんが考える日本再生の道とは?3つの提言、ハマノミクスを伺う。」
浜矩子氏「
脱・世界一・・安倍さんはやたら『日本が世界一になるんだもん。ボクチャン達№1になるんだもん』と言っているが、
世界の状況が悪い中で、ボクチャン達が1番になるという言い方は他をドンドン押しのけて自分だけが勝ち残るという発想。こんなものの考え方をしていて一蓮托生のグローバル経済の中でマトモな状況に立ち至るとは到底思わない。この世界一主義ちゅうやつをまず忘れてもらわないと困る。
脱・格差・・これがホットプレートの話で、今の日本経済の中は非常に富の偏在。日本経済は全体として非常に豊かな経済なのにその中に貧困スポット・冷たい場所がある。これがある限り絶対に脱デフレなんて出来ないので、本来なら脱格差に神経を集中すべき。
脱・幼児性・・『ボクチャン一番になるんだもーん』とか、『ボクチャン誰が何を言っても靖国行くんだもーん』とか、『ボクチャン、ダボスで英語で喋っちゃうんだもーん』っていうような、そういう感じでモノを考えるところに非常に限界があるし、
大人と子供の最大の違いは、大人は人の痛みが分かる。子供にはそれが分からない。人の痛みが分からない人達に経済をマトモな方向に持っていくことが出来るわけがない。ムリだとは思うがここはちゃんとやってもらいたい。」
田勢氏「何となく景気に対して疑問を呈する事は勇気がいる状況なのに、浜さんもよくそこまでハッキリ仰るなと(笑)感心している。」浜氏「恐れ入ります(笑)」
田勢氏「私も言われたことがあるが、やはりみーんなでせっかく景気が上を向いているのに水をかけるのかと、なんという事を言うんだと。しかし、ソレは非常に危険な事だ。」
浜矩子氏「それは物凄く危険な事。やはりみんなで煽り上げていくのは良くない。誰かが王様は裸だと言わなきゃいけない。それはジャーナリストやエコノミストの仕事だと思う。」
田勢氏「浜さんも書いているが何よりも中央銀行の通貨の番人の役割を果たしてないんじゃないかと」
浜矩子氏「その通りだと思う。今の日銀のスタッフの皆さんは可哀想。チーム安倍が乗り込んできちゃって日銀を今や中央銀行とはいえないモノに変貌させてしまったのは、実に罪深い事だと。でやっぱり日本経済にとって物凄い危険な事だと思う。」
田勢氏「問題は4-9月の数字を見て11月頃に数字が出る。で12月頃には翌年の10%引き上げするかどうかの結論を出さなきゃいけないが?」
浜矩子氏「非常に厳しいと思う。やはり世の中グローバルにデフレ傾向が強まりそれが7-9月にハッキリ出てくる。じゃあ消費税増税やらないという判断をすればこれは財政再建にまともに取り組む気がないと分かってしまうので、チーム安倍の政策対応は世界に見限られるので、やはり年末で株価は1万円割れだし、まぁそこまでだ。」
田勢氏「世界的に(特に新興国で)見ると選挙の多い年なので、ポピュリズムに走りがちで必要な経済政策が取れないのは危険な要素、、」
浜矩子氏「危険だ。そういう混迷の中に幼児的なやつがまた№1で出てくると。」
田勢氏「世界的な幼児性ですよね。」
浜矩子氏「でその世界的幼児性№1が(笑)また色々と必死になればなかなかこの年は怖い年という感じではないだろうか。」
以上
《「アホノミクス」「安倍さんは歩く資産バブル人間」「安倍総理と黒田日銀総裁は火に油を注いでいる」by浜矩子 【キャスト】》より
注目エコノミスト「2012年は1ドル=50円時代が到来する」
NEWSポストセブン 2012年01月04日16時00分2011年、EU(欧州連合)崩壊の危機、アメリカのデフォルト危機などで通貨問題は大きく揺れた。2012年、ドルの行方はどうなるのか。今、最も注目されているエコノミスト浜矩子氏が予測する。(中略)
筆者はこれまで、ドル高修正の象徴として、いずれ「1ドル=50円時代」が到来すると予告してきたが、2012年にはその数字がいよいよ現実のものとなっていくだろう。1ドル70円を割れば一気に加速がつき、60円を割って50円へと向かう。その時、名実ともに、完全に、ドルは基軸通貨でなくなる。(続きを読む)
ちなみに、この年の暮れの総括で田原氏でさえ、株価・有効求人倍率を評価。
ただ他の予想は全部外してますけどね(苦笑)
«"あなたが選ぶ"今年の重大ニュース、メディアとのズレ(田勢康弘・田原総一朗・御厨貴が徹底討論) 【田勢康弘の週刊ニュース新書】»2015年12月19日
Q.高い支持率を維持している要因は?
田勢氏「メディアの扱いが非常に上手いのと、(どうやって実現するかは示されていないが)次から次と場面を展開するのが非常に上手い。」
田原氏「株価が8千円台だったのが2倍以上に上がっているのと、(色んな問題はあるが)失業率が3%台、有効求人倍率が増加になっている。で一番は野党がだらしなさ過ぎる。自民党の中の反アベがいない。」
(中略)
(中略)
田原総一朗、何言ってるのかよく聞き取れなかったし、もはやテレビで求められてない気がします。選挙予想なんて全然当たらないし・・・
例えば丁度3年前、2012年の総選挙の時の予想
《「民主120 自民180 維新60」田原総一朗の選挙予測 【田勢康弘の週刊ニュース新書】》
(中略)
ちなみに結果は『朝日新聞デジタル:自公大勝325、再可決可能に 民主57・・』
もうジャーナリスト名乗るのを辞めるレベルかと。・・・
ついでにこの翌年の浜矩子の予測(笑)
«浜矩子が語る 『判明!アベノミクスの裏の顔』は、富国強兵策! アベノミクスは「無ノミクス」 【田勢康弘の週刊ニュース新書】 »2015年11月22日
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株価の話に戻ると、2012年が8000円台→6年後24,000円台!という事は
仮に株を購入していれば、ザックリ計算で2倍~3倍なるチャンスがあったわけかぁ。
とにかく、「アベ憎しで現実を直視できない人達」に、したり顔で喋らせないでほしい。
せめてテレビコメンテーターは、資格制にでもしてほしいです。
嘘八百言いたい放題でもお咎めなしで、一時小金稼ぎ出来るなんて納得いかない。
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