「【トランプ大統領就任演説】『(アメリカの大虐殺"という言葉)最も恐ろしい就任演説』byワシントン・ポスト。 「異例の就任式を木村太郎も緊急取材。その裏側を徹底解説」 【Mr.サンデー】
フジテレビ【Mr.サンデー】(1/22)で、
「異例の就任式を木村太郎も緊急取材。その裏側を徹底解説」としてやっていたので記録しました(青字はナレーション)(木村氏意外の発言はやや要約)
テレビで専門家として出てコメントする人達はトランプ大統領の演説を酷評してばかりだけど、木村氏の視点は他の番組と全く違うものでした。
宮根氏「木村さん、椿ちゃんがトランプ大統領の就任式に行ってさっき夕方帰ってきたという事で、木村さんどんな感じでした?就任式間近でご覧になって。」
木村氏「意外だった。 意外な異色な就任式。 僕、何度も見てるけどこんなの見たことない。」
宮根氏「意外で異色な就任式で打ち合わせで、揉めに揉めて十何分のVTRが、2分になるという事で、どんな意外な事があったのか。」
トランプ大統領が語りかけたのは、言葉にすれば悪夢のようなアメリカの現実。
「都市部で貧困にあえぐ母親と子供達、アメリカ中に墓石のように散らばった錆び付いた工場。そして犯罪・ギャング・ドラッグ。
あまりにも多くの命を奪って、この国から多くの開花できなかった将来を奪った。このようなアメリカでのこの大虐殺はここで終わりにします。」
驚いたのはそんなアメリカの現状に対し、"カーネッジ・大虐殺"というあまりに厳しい言葉を使った事。
貧困にあえぐ子どもや朽ちた工場。そして犯罪やドラッグの犠牲者達を政治に虐殺された国民と言い切ったのだ。そして、始まったパレードは…(パレードの様子 略)
そしてついに…。異例の就任式を木村太郎も緊急取材。その裏側を、徹底解説する。
(VTR終了 スタジオへ)
宮根氏「・・という事で、我々ビックリしたのはね、日本でも多く報じられているんですけれども、この観衆の数ですよ。
オバマさんの時は180万人。見てください、ギッシリ埋まってるんですが、トランプさんは事前予測では80万人といわれてこの辺、スッカスカなんですね。
ちょっと前のパ・リーグの球場みたいな感じで、他のブッシュさんとかクリントンさんもそんな多くないんですけども、80万人いました? 」木村氏「いません。(いない?) 例えば、クリントンさんの第1期、これは80万って書いてあるでしょ。
これは居たかも知れないんだけど僕、これ取材してますけどね、それの何分の1かですよ。
宮根氏「という事は20万人位しかいなかった?」木村氏「そのぐらいかな。 印象的には。少なかったです。」
宮根氏「白人の人が多かったという話があるんですけども、これはやっぱり人気ないってことなんですか。あの 世論調査見ても」
木村氏「あのね、そういう人がいます。
世論調査があって人気がないから。トランプ大統領が全部地味にやれという指示を出して(わざと?) わざとじゃなくてそれが彼の方針なんですよね、何でも。
それで、今度は非常に地味な就任式になった。 僕は本当にこれは意外だったですね。」宮根氏「例えば、他の就任式の色んな行事で、パレードもオバマさんの時は4時間。でトランプさんは2時間で終わる。
その後、パーティーがあるんですよね、晩餐会みたいなの。
で、オバマさん10か所やってるんですけどトランプさん3か所しかやってない。
で演説もオバマさんは18分20秒。トランプさんは16分30秒という事で、この辺りもオバマさんに比べると地味になってる。」木村氏「物凄い地味になってる。パーティー会場の時なんかクリントンさんの第1回の時は14箇所もやってる。お客を乗っけたリムジンがワシントンの街を埋め尽くして身動きが取れなくなった。今回はね、そんな車1台も見なかった。夜になっても。」
宮根氏「これは結局、地味にしなさいとトランプさんが言った?」
木村氏「ええ、それともう1つね、普通ね、これを作るのは就任式の習慣になってるんですよ。
これはナンバープレート。 自分のナンバープレートの書類を持っていくとこれを発行してくれて。(何ですか、これは)
それは5文字以内に好きなローマ字と数字を組み合わせたものができるわけ。
たまたま日本人のカズコさんという人だったもんでそういうのを出したら通っちゃって。」宮根氏「カズコさんって木村さんのお嫁さんちゃいますか?」
木村氏「まぁそうですけど、それでこのナンバーを半年間位使えるんです。宮根氏「あっ例えば、僕がセイジとかミヤネとか作れるわけだ。」
木村氏「他に同じ人がいなければね。こういうのを結構するんです。お金いくらだったかちょっと忘れたけど。
その売り上げが、これ刑務所で作るんですけどね、その売り上げがパレードだとか色んな費用になる。ところが、今回トランプさんはやめろと。
そんな派手派手しいものは作るなと。こういう事を言った事も地味な就任式に。」宮根氏「ある意味トランプさんの意図もあり、パレードとか色んな事も含めて、いや、そんな事をしているよりも自分は仕事をすぐしたいんだと言いましたよね。」
木村氏「だからこのパレードの在り方が、実は後で説明する就任式の演説の内容にピターっと入ってるんです。
宮根氏「で、我々もね、演説聞いたんですけども、アメリカ第一アメリカンファースト。 なんか宋さん、それしか印象にないと思いません?」(「今まで不遇だった人達に優遇するというメッセージに受け取ったが、イメージは差別主義者だからそこにちゃんと有色人種も混じってるのかなとか、オバマケア廃止で医療の網からこぼれる人とかいないのかなとか、今までのトランプさんのイメージと違うなと」いう宋氏のコメント 略)
宮根氏「結構、日本で言われているのは、こういう演説っていうのは格調が高くなきゃだめだと。 国家観だとか民主主義の理想だとかそういうのを語らなきゃいけないんじゃないかと言われていたが、我々はアメリカ第一しか聞こえなかった。
で、ワシントン・ポストがこういうふうに言ってるんですね。」
椿原氏「コチラ演説に関して『最も恐ろしい就任演説』というタイトルの記事で、"アメリカの大虐殺"という言葉と上品さはとても結びつかない。 就任式で好んで使う言葉ではなくてこれまで使われたことはない"と批判しているんです。」
宮根氏「まずね、大虐殺という言葉。これはどういう?」
木村氏「あのね、アメリカの大虐殺をしたのは誰だと。これはワシントンだと。ワシントンがアメリカの諸悪の根源であると彼は言ってるんです。
だから、そのワシントンで開かれる就任式はワシントンのお祭りでしょ。
そんなものに力を入れるなというのがあったわけ。全てはね、ワシントンだとか既得権者、そういうものが大虐殺の犯人だと。それを全部これから外して、あなた方の為に政治をやろうじゃないかと言う為の言葉なんです。」
宮根氏「つまり、一緒にいたオバマさんだとかヒラリーさんに対して、あてつけ?」
木村氏「っていうか、今までの政治家全部じゃないですか。
大統領就任演説なんて、美辞麗句で、いろんな哲学者の言葉を引用したりそういう事を言うのがこれまでのやり方だったんだけど、この人は一切そういう事を言わなかった。 国民の目線で呼びかけたと。これがね、全然、今までと違うものだったと思いますね。」宮根氏「で、一方で、褒めてる方もいらっしゃる?」
木村氏「それでね、話を聞いたんですよ。
お父さんの方のブッシュさんのスピーチライター、演説をやっていた人がジョンズさんという人なんですが、その人に演説の後、話を聞いたんです。」
宮根氏「ちょっとご覧ください。」木村氏「トランプ大統領の就任演説をどう思いましたか?」(英語)
マイケル・ジョンズ氏「とてもよく出来ていたと思いました。
トランプ氏を成功に導いたメッセージの本質が伝わったと思います。ワシントンDCから国民に権力が返されるという事です。
今日のスピーチを見ると伝えたかったのは、共和党が勝利したという事ではなく、ドナルド・トランプが勝利したという事でもなく、アメリカ国民が自分達の連邦政府に勝ったという事でした。」
宮根氏「つまりこれ聞いてると、品がいいとか悪いとかじゃなくて、いわゆる格差社会になっているワシントンに既得権益が全部集まってる。(そう!)
それがあなたたちを不幸にした。つまり大虐殺という言葉になった。
これからはワシントンDC・首都にある色んな権力などはもうぶっ壊すよと。」木村氏「そう、だから、選挙中も『ワシントンの汚水をみんなはき出してしまえ』とよく言ってたじゃないですか。あれを違う言葉で言った、そういう事だと思うんですよね。
宮根氏「格調高くなくてもいいんですか。」
木村氏「わかりやすい。そうすると、国民のほとんどがこれ理解できるという意味では非常に効果的なスピーチだったと思います。」宮根氏「木村さんが実は気になった演説の中でのフレーズがあるんですか?」
木村氏「いや気になったというか、ここかな~と思ったのがあるんですよ。
それはね、アメリカファーストを言い換えたわけですよ。」「世界中の国々と友好関係を追求していくのが、全ての国々が自国の利益を第一にする権利があることを理解した上でのことだ。」
木村氏「つまり仲よくはするよと。だけどまずアメリカ第一を守ったうえで仲よくするんだよと。
相手もそうした自国第一を守ってそれでお互いに友好関係を深めようじゃないかと。だけどその前にはアメリカ第一という事があるんだよと。そういう事でこういう言葉を言ったわけです。」
もう1つこれに伴って言ったことがある。非常にキャッチフレーズみたいな事で『バイアメリカン、ハイヤーアメリカン』。
つまりアメリカ製品を買ってアメリカ人を雇えというんですけど、バイアメリカというのは1980年代に貿易不均衡の時にアメリカ側がもう散々日本に言った事。
それがまた出てきたなと。ですからね、これは完全にトランプ政権の対外方針としてわかりやすい言葉だと思います。」宮根氏「つまり、他の国とも仲よくはしますよと。
友好関係もちゃんと維持するけど、私が考えているのはアメリカが一番でアメリカが良くなったら、あなた達も良くなるでしょということを言いたいわけ?」木村氏「いやそこまで言ってない。(アメリカだけでいいの?)
友好関係っていうのは枕詞で考えなくていい。
とにかく、アメリカは自国優先で他の国とは付き合っていきますよと。それでね、僕が1つ注目したのは、今回の演説の中でご来賓の最高裁判事議員の皆さん国民の皆さんと言った後に、世界の皆さんとカメラに向かって言ったんですよ。
そんな事を言った大統領いたかなと思うんですけど、彼はね、世界中が彼の就任式を注目してるということを意識してこういう事を言ってるんです。」宮根氏「世界中の人が観ている事を意識して言っていたと。
で、椿原さんも取材されましたけどワシントンで暴動が起きた。
それから逮捕者も200人以上出たという事だったんですがそ、の辺りどうですか。アメリカが分断されたままという。」椿原氏「パレードの時私も取材していたが、結構な確率で反対のプラカードを持っている人が沿道に並んでいたりして、必ずしも盛り上がっているという感じはしなくて、本当に2つに分かれているという感じでした。」
宮根氏「だからアメリカが1つになれるかですよ、木村さん」
木村氏「でもね、誰かに言わせるとアメリカは分断されてると言うけど、昔から1つであった事なんかないって言うんですね。」
宮根氏「そうなんだ。じゃあ、別にこういう状況で4年間いくんですか?」
木村氏「だから、その間にトランプが何ができるかで、プラカードの数が減っていくだろうと。あるいは増えていくかもしれない。」
宮根氏「ちょっと目先を変えたいんですがファーストレディーのメラニアさん、イバンカさん格好よかったですね。」
(ファッションの話 略)
宮根氏「・・・木村さん、外交で、安倍さんは2月中には会いたいという事で、日本としては何とかトランプさんにTPPは良いと言いたいという事だが。」
宮根氏「あのね、これ見てみるとメイさんはブレグジットEU離脱の問題がある。メキシコは壁の問題がある。この後にくるのが、恐らくロシアだと思うんです。(ああやっぱりプーチンさんね:宮根)
それで、安倍さんと話するといってもテーマがないとあの人はしないと思う。
何がテーマになるか。これは、彼がうんとそうか、そうなら会って話しようというようなテーマを日本側が考えないとなかなかできないと思う。」
宮根氏「中国の習近平さんはどうなんですか?」宮根氏「近いかも知れないですね。だから、それはトランプさんの方から見ても必要だと思うからでしょう。 安倍さんと会う必要をどうやって日本側が演出できるか。」
宮根氏「木村さん、そもそもトランプさんは好きなんですか?」
木村氏「いや僕は好き嫌いじゃなくてこの人が勝つだろうっていって勝っちゃったもんだから、その後もその目線でずっと追いかけているという事です。」
宮根氏「木村さんトランプさん好きみたい。木村さん、だいぶ喋ったんですが満足されましたでしょうか?(まだ。もう終わるの?)
じゃ、ぶっちゃけ部屋にとっておきましょう。 続いてはこちらです。・・・」
ちなみに、ぶっちゃけ部屋では「大統領になってもツイッターで発信し続ける」という話でした。
大方のメディアは、過去の大統領の大演説を引き合いに、トランプ大統領の演説をネガティブに取り上げているけど、
例えば、日本の場合を見ても、鳩山総理のキレイごとを並べた演説に、愛川欽也は感動して泣いた位だし、
野田総理も情緒的で印象的な言葉を選んで、当時マスコミは「演説が上手い」と絶賛していましたね。
で、結果は・・・・・・・
私も、美しい言葉を羅列した演説や、華やかなパレードなんて結構どうでも良くて、実際どんな政治をやって結果を残すのがの方がはるかに大事だと思います。
スピーチに関しては、藤井さんも木村氏と同じようなこと言ってました
《「トランプ、大統領就任後もツイッター活用」。藤井厳喜氏「メディアの頭越しに国民に直接訴えるという事」 有本香氏「このSNSの使い方の先駆けは安倍総理」 【虎ノ門ニュース】》2017年1月20日
・・藤井氏「あ~、安倍さんが先例をつけたと。(もう少しやり方はマイルドだが)
あと、オバマは実体の無い美しい演説するのは天才的だが、欠点はどんな短い演説もプロンプターなしで演説できない。それは大した役者だが、逆にそういう形でしか使えない。
トランプは暴言王とか言われたが、何故人気があったかというと、自分の生の言葉で、スピーチライターが練ったキレイな言葉じゃないダイレクトな言葉を、人間の声なんですよ。生の声で話したので、多少乱暴だったり事実誤認がいい加減だったのもあるが、人間の声がしたんだよね。それがアメリカ庶民を引き付けた1つの理由。それをわかんなきゃいけない。」
有本氏「確かに、あの人は素で話すと面白くない人だって評判は随分あった(笑)」
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《【トランプ・セックススキャンダル】 木村太郎氏「(これだけ嘘・デタラメを書かれたら)トランプが怒るのは当然。」 岸井氏のコメントとの比較【Mr.サンデー】》2017年1月16日
木村太郎氏「・・・僕はね、彼が怒るのは当然だと思う、この話は。」・・
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