【香港100万人デモ】参加者「この条例は拉致を合法化する様なもの」「50年後歴史で英雄的戦いと語られるようにしたい」【オーストラリアABC】
NHK-BS【キャッチ!世界のトップニュース】オーストラリアABCの
香港で起こった22年前の返還以降最大規模100万人「身柄引き渡し条約反対」デモを現地取材した様子と
<きょうの松田解説>香港の今までの大規模デモの解説なども併せて記録しました↙(青字はナレーション)
やっぱ、民主派の切羽詰まった本気のデモは全然違う!
で、香港政府はこの「逃亡犯条例改正案」を7月中旬迄に親中派多数議会で可決成立させる構え。いま香港は大きな岐路に立っています。
(NHKアナの「香港の抗議デモは、
香港の「一国二制度」が崩壊する恐れがあるとする危機感から大規模デモなデモになった。
香港の立法会で審議されている『容疑者の身柄を中国本土にも引き渡せるようにする条例』が香港で改正されると、中国に批判的な活動を香港でしている人達などの引き渡しまで求められる恐れがあると民主派は懸念している」という説明のあと・・)
リポーター「ここは香港の中心部です。ご覧のように民主派の支持者たち数十万人が集まっています。今日は息苦しい程の暑さなんですが参加者の数が減る事はありませんでした。香港の街頭デモとしては町中の機能を停止させた2014年の雨傘運動以来最大規模です。
デモ隊はここから徒歩でおよそ30分の立法会に向け行進しています。
今回のデモの焦点となっている法例はその立法会で間もなく審議される予定です。
市民たちはこのデモについて、香港と自分達の権利を守る為に意見を表明する最後のチャンスだと考えています。
誇りと情熱を胸に香港市民は団結し、1つの目的の為に行進しています。自分達の自由と法の支配を守る為です。」
女性「この条例は
拉致を合法化化するようなものです。中国本土の法制度は信用できません」
白人男性「香港を守れるのは香港の法制度ですが、それが完全に無視されています」
参加者は民主派や人権活動家だけではありません。企業や外交・法律の関係者も戦いに加わりました。香港弁護士会元会長「条約の改正より2つの異なる法制度の間にあった防護壁が取り除かれる事になります。」
ベテランの記者のこの男性は
中国当局にスパイの容疑をかけられ3年間投獄されました。
「徐々に分からないようにですが、着実に香港の価値観や行動様式や香港の制度などこれまで香港の成功を作り上げてきた全ての物が蝕まれています」
1997年の返還時には、香港の法制度の独立性が合意の重要な部分とされました。しかし、
容疑者を中国本土に引き渡し、中国の法律に従って裁くという条例は、中国政府に香港の法制度を無視する機会を与える抜け道であり、実質的に一国二制度を終焉させるもの、とみられています。
中国政府寄りの立法議会議員は「人々が中国本土との間を比較的自由に行き来している為、境界を越える犯罪対策の為の条例が必要だ」と次のように主張しています。
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「中国政府が香港の裁判所に圧力をかけた事は一度も無いと思います。香港にとって司法制度の独立はあまりに重要なのです」
民主派議員は条例改正に反対する戦いを率いています。「これは若者の為だけにやっているのではありません。
私達は歴史に責任があります。これから50年後には歴史で英雄的な戦いをしたと語られるようにしたいのです。」
スタジオの<きょうの松田解説>「引き渡し条例」反対・100万人超の大規模デモ はやや要約)
「香港で昨日行われたデモは一国二制度が崩壊する恐れがあるなどの危機感から大規模なデモとなった。
主催者の発表で103万人が参加。
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22年前の1997年に香港が中国に返還されて以来、最大規模とみられる。
参加者の白い服は希望を象徴し、主催者が着用を呼びかけた。
中心部の道路は参加者で溢れ周辺の地下鉄が閉鎖。2階建て路面電車トラムも一部で運行中止。香港のこれまでの大規模デモ
2003年、中国への敵対的活動を取り締まる国家安全条例に反対し約50万人がデモ。
条例制定は撤回された。
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2012年、中国政府が重視する愛国教育を全ての小中学校で必修化する方針に対し、学生や保護者が反発し撤回に追い込んだ。
このように中国の影響力が強まると市民がデモに参加し反対の民意を示し司法の独立や自由を守る歴史が繰り返されてきた。
しかし、5年前の雨傘運動を抑え込んだ中国は、今回強気の姿勢。
中国共産党の最高指導部で香港政策担当の韓正副首相は先月「香港政府が進める条例の改正を完全に支持する」と発言。
米国やEUなどの国際社会は、香港に拠点を持つ企業関係者が中国本土でトラブルに巻き込まれた場合、例え香港にいても引き渡し対象となるため相次いで懸念を示している。
それでも中国政府は外国勢力に断固反対すると強気で突っぱねている。
香港政府は7月中旬までに親中派多数の議会で可決成立させる構えを崩していない。立教大学法学部・倉田徹教授「
民意を無視し改正案を強行採決すれば、市民の不満が高まり中長期的な安定が損なわれるリスクがある」
市民の希望は果たして叶うのか。日本企業も数多く進出している国際的な金融センターとして成長してきた香港はいま大きな岐路に立っている。」
もうこれは、香港が中国本土に飲み込まれるかどうかの瀬戸際。
香港人には死ぬ気で阻止してほしい。だってその条例は、「拉致を合法化化するようなもの 」に違いないから。
本土に連れて行かれたら、命の保障はない。
香港の四六記念館だってもう運営できなくなる
«【#天安門事件】宮崎紀秀特派員VS陸慷報道官! 学生リーダー「いま中国人は豚のような生き方。30年前より後退・・」【#真相報道バンキシャ!】»2019年6月 3日
イギリスの植民地だった香港は中国に返還された今も、一定の言論の自由が保たれている。
天安門事件から30年となる今年、市民団体によって事件を伝える博物館「六四記念館」がオープンした。
当時の写真や新聞などが集められた。歴史の真相を保存し権力者に真実を伝えるのが目的。・・
中国を風刺した言論はもちろん封殺。普通のデモさえ出来なくなる。こんな自由なデモもね
«香港の中国本土に対するパロディーデモ(ウンコデモ)。中国本土は「路上で子供におしっこをさせて香港に宣戦布告」 【香港ATV】»2014年5月 3日
このところ香港では本土からの観光客を揶揄したパロディーデモが行われます。
1日も、中国人観光客が公共の場で用を足しているところを撮られた写真が展示され、
香港人がギリギリまで戦って、それでも本土の勢力に押されて自由が無くなりそうになったら、
反中国共産党で運動してきた人達は、もう迷わず台湾に逃げるべき。
そして最後の砦、台湾の戦士になって台湾を守ってほしい。
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