【立憲民主党】 (原発事故翌年)枝野幸男経産相(当時)が「再稼動の必要性」に言及したと、批判するサンモニコメンテーター達 (回想)
衆議院選挙の争点「原発」で、自民党は原発再稼働を推進する方針なのに対し、
立憲・社民・共産は「原発ゼロ」として、再稼動も認めない方針だそうです。
でも、原発事故時、官房長官だった枝野幸男氏は、
翌年、経済産業大臣時に「再稼動せざるを得ない」と発言し、それをサンデーモーニングで猛批判していました。
あと、立憲民主党の最高顧問におさまった菅直人総理(当時)も、一時原発輸出推進していたのでそれも合わせて紹介します
衆院選の焦点「原発」 “ゼロ”もいろいろ各党主張
テレビ朝日-2017/10/16
![]()
・・一方、立憲民主・共産・社民の3党は原発不要論で足並みがそろっています。再稼働・新設ともに認めない考えで、再生可能エネルギーの割合を高めることで対応するとしています。・・
では、5年前、米(NRC)の議事録が公開された後のサンデーモーニングを。
菅政権の対応の杜撰さがよく分かります
《原発事故その時何が…米NRC議事録で分かった事 【サンデーモーニング】》2012年2月26日
・・「菅さんは良くやった」なんて言ってる人、まだいるんだけど(桜美林大学教授・早野透とか、愛川欽也とか・・
)、そういう人はこれをどう考えるんでしょう??
関口氏「さて、次は原発ですが、また何か、お粗末でしたって話になるのかな?」
女子アナ「ちょっとそんな雰囲気がありますね。
アメリカの原子力規制委員会が福島原発事故発生時に交わされた会議の議事録を公開しました。
そこから見えたのは日本とアメリカの事故への対応力の差でした。」
(VTR)
・・・一方、原発事故の政府の対応をめぐって新たな事実が明らかになりました。
今月21日、アメリカの原子力規制委員会が公開した議事録。
3000ページを越える資料と会議を録音した音声データには福島第一原発の事故直後の緊迫したやり取りが記されていました。
「あの原発は最悪の状態にあると思われます。少なくともレベル3です。事態がその異常かどうかを判断するには情報が少なすぎる」
情報が入ってこないことに強い苛立ちをつのらせるアメリカ。その頃、日本では・・
枝野氏「現時点では、なんか被害が出るような状況にあるわけではない。という事です。」
また、議事録にはこんなやり取りも記されていました。
「日本の規制当局に直接支援を申し出たがアメリカの支援は必要ないと断られた。」
更に・・
「最悪のシナリオ メルトダウンだ」
福島の原発事故が起きた後、アメリカでは早い段階で最悪のシナリオを想定していました。
「この時点における最悪のシナリオは・・・・、3つの原子炉のメルトダウンだ。(溶融した燃料棒が)格納容器に達し、何らかの形で放出されることになる。使用済み燃料棒プールの状況も悪い。ここから火災発生の可能性もある」
その後、一旦は支援を断った日本から燃料プールを冷やす為の助言を求められると・・
「日本側の誰かが『砂を入れてはどうか』と発言したが、
私の答えは極めて明確、 『水!水!水!』 」
日本側の事故対応の甘さを指摘したのです。
一方、避難指示でも日米の対応は異なりました。
枝野氏「20kmから30kmの区域では、万が一にも健康に影響を及ぼすことが無い様、屋内退避を指示している、、」
しかし、アメリカは・・
「もしこの事故が米国で起きれば50マイル(80km)の避難勧告を出します。」
アメリカでは詳細な議事録が存在する一方、日本では重要な会議での議事録が残されていませんでした。
改めて問われる原発の安全管理と危機対応。
そんな中、枝野経済産業大臣は・・
枝野氏「安全性とそれから、あー、周辺住民の皆さんの一定の理解が得られるならば
(原発を)稼動する必要があるだろうと思います。」
再稼動の必要性に言及した枝野大臣。日本は原発事故の教訓を生かすことが出来るのでしょうか。
(VTR終了 スタジオへ ここからは、流れはそのまま要約)
関口氏「あんまり個人的な話をボクはしたくないが、
アノ枝野さんって方、ボクおかしいと思う。ねぇ、再稼動にもっていこうという発言でしょ?!アレ。 だけど原発事故が起きた時、彼のコメントはほとんどはウソだったわけでしょ?! 判ってなかったんでしょうけど。」
岸井氏「そういう意味で
枝野氏の責任は物凄い重いって事ですね。」
関口氏「
一旦は反原発と思ったら、またこういう事を仰る。」
岸井氏「今の政権としても非常に重要なのは、とにかく議事録が残ってないって、、あのアメリカとの違いの凄さ、これ論外だが、
でも、少なくとも再稼動を言うなら、事故調の原因究明と検証がきちっと出来て、しかも政府として安全の基準・具体的対策が示されなきゃ、自治体も判断しようがないので、再稼動というわけに行かないだろう。」
関口氏「議事録のなかった問題も、今のVTR見ると、本当はあるけど、色んな事言い合ってて、みっともないから(出せない)っていうんじゃないんですか。」
岸井氏「
アメリカが支援を申し入れたら、日本の規制当局から断られたって・・あれはどこなんですかね? そういう『断った事実はない』って事になっちゃってる(している)けど、これはやっぱりおかしい。そういう議事録は日本に残ってないが、どういう判断で断ったか。
あと『砂』というのも、何を考えていたのか?」
大宅氏「その後の『水』でも、消防車届かないの分かっててピュッとやったり、フワと~とヘリからやったり、それから漏れてるからってオムツ埋めたりや新聞紙丸めたりとか、アタシ、ほんっとにこれは日本なのかしらって思いましたもん。
だから、原発を再稼動する時は、世界を納得させなきゃいけない。」
浅井氏「当時アメリカの報道では、非常ーに深刻に危機管理の第一歩は最悪の事態を想定する事というのに沿っている。それを見ていくつかの日本のメディアは『アメリカの報道は過激すぎる』と。しかし、今考えればそれは正しかったんじゃないかと思う。
日本の方が甘いんですよ。最悪の事態を想定しないのは、分かってて想定しないのか、分からないからとりあえず大丈夫ですよみたいな事を言っておこうというのか? 恐らく分かってなかったんだと思う。情報がなかったので非常に深刻だったが、(ストレステストは攻撃を受けた時の視点が全く入ってないという説明)」
田中氏「ボクは昔、自民党にいたが、自民党政権では政策とか予算とか言う前に、まず政権というのは危機管理なんですよ。そこから出発する。
で、政権交代して民主党政権になってそういう心配をした。危機管理のことを考えてないんじゃないかという不安感があった。それがこんなに大規模な危機がすぐさま来るのは考えられなかったが、それに対する姿勢が足りなかったと言われても仕方がない。」
(中略)
岸井氏「メディアの反省のひとつは、やはり安全神話に、、専門家にみーんな取材はした。その時に『危ない・最悪の事態』という情報は得られなかった。」
浅井氏「アメリカの議事録も日本のメディアに対するひとつの批判と受け取ってもいいと思う。」
幸田氏「アメリカ社会は『人は間違うもの。危険は起きるもの』が前提。日本は『そんなはずはない』という、、だから危機管理の、根本の前提が違うと思う。」
以上
アメリカの議事録は、アメリカの規制当局が福島第一原発事故を受けてどのような初動対応したか示す貴重な資料です。
事故直後の日本側の情報の錯綜ぶりもうかがえます。
でも、日本にいる担当者と当時の北澤防衛大臣ら防衛省幹部とのやり取りを記した部分など一部が黒く塗りつぶされ公開されおらず、非公開の理由を委員会側は、「外国からもたらされた情報で機密に当たる」と説明しているそうです。
詳しくはNHKの特集記事で
●生々しい電話のやりとりも ●原発事故を独自に分析したアメリカ ●日米で食い違う判断 ●事故対応に見える日米危機意識の違い ●議事録を残すアメリカ、残さない日本 など
政府の事故調の最終発表は7月末に出るそうですが、"政府の"ってところが引っかかりますよねぇ。
民間、東電の調査委員会もあるそうですが、期待できるのは国会の事故調かな。
でも最終的には、次の政権交代でしか真相は明らかにならないかもね
ちょっと当時を思い出して、「放水」と「アメリカの支援」「議事録」などについての記事をいくつかピックアップ
《警察より"放水のプロ"消防・特殊車両が何故後回しになったのか 【Nスタ】》
《ロングアーム車(キリン)提供を拒否していた政府・東電 【やじうまテレビ】》
《原発事故の発生直後、政府がアメリカの支援断る 【やじうまテレビ】》
《原発事故レベル7 「3/15に何があったのか」・・時系列検証 【新報道2001】》
しっかりこのような事を検証したら・・・最悪はこういう可能性もある。かも?
《「国民を見殺しにしたら殺人未遂になり得る」by若狭弁護士 【朝ズバッ!】》
若狭氏「これはかなり極論の話になるんですが、
本当にこの致死量に至るような被曝の可能性がある程度高まっているにも関わらず、そのそこにいる人に避難指示をしなかったということは、これは殺人未遂になり得るんですよね。
危険が分かってて死ぬかも知れないって事も分かってて、『逃げろ』と言わずにその場に居留ませたという事は、殺人未遂っていうのも理屈の上ではなり得るんですよね。」
若狭勝氏が批判コメントしていたのが、ちょっと因縁めいたものを感じますね。
その、震災・原発事故対応を何から何まで間違えた菅直人ですが、こんなニュースも
《菅総理、トルコの首相に原発輸出継続の意向を伝えていた 【TBSニュース】》 2011年7月15日
TBSニュース【独自】で、
菅総理が”脱原発”の一方で原発輸出継続の意向をトルコ首相に伝えていたという、
訳の分からないニュースをやっていたので、取り急ぎ記録しました
アナ「一昨日、脱原発の方針を打ち出したばかりの菅総理が、
トルコの首相あてに、引き続き原発建設の受注を目指す意向を伝えていたことがわかりました。」
日本政府は今年初めごろから、トルコでの原発建設の受注を目指し、交渉してきましたが、
福島第一原発の事故が発生して以降、交渉は一時中断しています。
しかし、関係者によりますと、菅総理は昨日、先月の総選挙で勝利したトルコのエルドアン首相に祝電を送り、
その中に
「原発建設に関して引き続き交渉を進める」といった内容が盛り込まれていることがわかりました。
![]()
政府関係者は「原発輸出は外交の基本政策で、祝電はあくまでも外交的な儀礼」だとしていますが、
菅総理は一昨日の会見で、国内で脱原発を目指す方針を打ち出したばかりで、原発の輸出政策を継続することとの整合性が問われそうです。
以上
現在、「立憲民主党」代表・枝野幸男も、最高顧問・菅直人も、「脱原発」と言ったり「再稼動」「原発輸出」とか、ポジショントークが過ぎます(呆)
市民連合・サヨク市民団体が「脱原発」で支援してくれるから、その旗を改めて掲げたのかも。
何にせよ無責任すぎ。とにかく信用できない!
「立憲民主党」は、間違いなく「菅政権」の二の舞になる・・
おまけ
枝野幸男が革マル派から献金を受けていた件(国会答弁)
にほんブログ村ブログ村 テレビブログ ←ちょっと共感!の方はポチッとよろしく
最近のコメント